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Topさいばざる(雑記)さいばざる(雑記) 001~100

2007年06月06日

(100) 消えた年金

えー、私は「絶対に自分は年金がもらえない世代」だと思っていますので、現時点での見込み額が多少上下しようがあまりピンときません。

そもそもが

社会保険庁:年金加入記録照会・年金見込額試算・年金個人情報提供サービス

で年金額簡易試算をしても、夫婦合わせて泣けてくるような額にしかなりませんし。

しかし払う額はけっこうデカく、自分に返るのはあきらめるとしてもせめて有用有効に使っていただけないものかなぁと。

ものかなぁと思っていたら、なんだ最近の国会審議は。
社保庁に年金の納付記録がなくって不当に低い額しかもらえていない/もらえない人がたくさんいるんだけどどーすんのよ、なんて話になっていて。

でもなんだか経緯もよくわかんないし、今や次回選挙の争点にされちゃっているので駆け引きが凄すぎて本質が見えてこなくて。

いえ、上の子(中1)が最近「大人の世界」に興味を持ちだし、先日「おとーさんどーなってんのこれ?」と聞かれたんですが。改めて聞かれてみると自分もあんまり把握してなくてわかりやすく説明することができなくって。

つことでちょっとそのへんを調べてみました。 


まずここまで大きくなった問題の振り出しは、たぶん2006年6月、長妻昭衆議院議員衆議院厚生労働委員会での発言
ここで「支払ったはずの年金保険料の記録が消えて、未納にされてしまうというとんでもない事例」があることを指摘してますね。
長沼議員はもともと社会保険料や税金の不正使用/無駄遣いをいろいろ指摘してきていて、有名どころでは「高級外車」や「江角マキコ」問題の発信元だったりもします。

なるほど確かに「消えた年金」問題も言い出しそうな経歴だなぁと。

で、状況の概要としては、

  • 現在社保庁には、のべ約3億人分の納付記録がある。
  • そのうち約5000万人分の記録に、現在まで基礎年金番号を付与できていない。
    (つまり、誰が払ったのか特定できていない)

ということなわけです。

もともと年金ってのは雇用形態によって加入先が異なります。共済組合(公務員、教職員、農林漁業)、厚生年金(民間企業の従業員)、国民年金(国民全員)ってとこでしょうか。私みたいな個人事業主は国民年金(基礎年金)のみですが、どっかに雇われている人には基礎年金+αの仕組みが用意されているんですね。

でもって、昔はこの年金保険者(保険料を受け取って管理する組織。払う方は被保険者)ごとに年金番号は別々に振られていたわけです。

で、どーなるかってぇと。

例えば私が会社を辞めてフリーになった際、厚生年金を抜けて国民年金に加入し直したんですが、昔の制度であれば年金番号が振り直されることになります。
てことは、私が払った期間を追っかけるには、途中までは厚生年金の番号、やめてからの分は国民年金の番号で探さないとならないわけで。

こらぁめんどくさいしわかりにくいし間違いやすいでしょ、ってんで、どの保険者に加入しようと抜けようと年金番号はその人トータルで1つ付番するようにしましょうよと。
これが基礎年金番号ですね。

基礎年金番号は1997年に実施されました。

で、何をやったかってぇと、まずそれぞれの保険者ごとにアクティブな被保険者の記録に付番しました。これが約1億人分。
次に、転職や離職などで保険者を渡り歩いた分の記録を、付番した記録に結びつけて1つの記録にまとめました。これが約1億5000万人分。これを名寄せ処理と言います。

トータルのべ2億5000万人分。
で、現時点まで残り5000万人分の記録が名寄せできないで宙に浮いちゃってる、ってのが現状ですね。


さて。では、なんで5000万人分ものデータが宙に浮いちゃってるのかと。

原因としてよく言われるのが「基礎年金番号用システムにデータを移行する際の入力ミス」なんですが、5000万件÷3億件≒16.7%。プログラム屋のハシクレとして、17%弱もの入力ミスをほっといて移行完了なんてのはどーにも理解できません。多すぎんじゃんなんぼなんでも。

ふつーに考えてこの手のシステムは「データが命」なんですから、絶対に入力後にきびしくチェックしますって。予算があればデュアルで入力して突合かけてもいいくらいの重要さですって。

それでもチェック漏れはあるでしょうが、感覚として「あーそのくらいはありそー」と思えるのはせいぜい0.1%とか。それでも30万件になっちゃいますけど。

じゃ残りは何よと。
どー考えても、入力の元資料がそもそも間違っていたとしか思えないんですね。

じゃ元資料は紙で、基礎年金番号の実施時に手入力かというとそんなこともなく。かなり以前から社保庁は基礎年金番号と無関係に電算化しているわけです。

年金時効分は非課税に、社保庁はずさん入力認める : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「1980年代に年金納付記録を紙の台帳から電磁データに移行した際、台帳に記された振り仮名なしの漢字の氏名を、本人に読み方を確認せずにカタカナでコンピューターに入力していたことを公式に認めた」

んだそうで。もっと遡ると、

年金番号:64年に93万件不明 社保庁認識も対策取らず-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

「社会保険庁が1964年、厚生年金の年金番号などを磁気ファイルに入力する際に93万件の年金番号が誰のものか分からなくなり、注意を促す通知を自治体などに出していたことが分かった」

つことで、どうも昔からデータがいろんなきっかけで劣化していき、その積み重ねで今日に至る、みたいな感じですね。

ある意味、基礎年金番号で1本化したおかげで従来のデータの不備が明確になった、という面もありそうです。

もっとも被保険者側で加入時の書類記入に不備があった(生年月日を吉日に変えちゃう、氏名を通称で書いちゃうなど)ケースもあるようで。これはもうスタート時点から本人確認ができないデータになっているわけで。


さて、ここからがドタバタ。
予備知識として、与党、野党、社保庁、被害者側の認識と対応にざっと目を通していただけると。

年金 ご安心ください。(自民党)
あなたの年金大丈夫ですか?(民主党)
社会保険庁:年金記録への新対応策パッケージ(これも)
年金難民(6)重い腰を上げた社会保険庁 

この浮いた分をどうしていたかというと、ほっておいたわけではないらしいんですが、社保庁内になんだか「あまりキツい仕事をさせてはならない」みたいな労働慣行があったらしく、なかなかはかどっていなかったようです。

そうこうしているうちに2002年、従来は自治体が担当していた国保の徴収業務が社保庁に移管されちゃったんですね。
で、業務がなくなっちゃった市町村サイドでは記録の保存義務もなくなっちゃったので捨てちゃった(ところもある)と。

国民年金保険料、284自治体が納付記録廃棄 

こうなるともう元データがないので突合しようがない、らしいんですが、ほんとかなぁこれ。ふつー業務移管したら関係データも引き渡すでしょ。電子データで引き継いだけど元資料からの転記ミスをいまさらチェックできない状態になってしまったよ、ということなのかなぁ。

でも基礎年金番号システムが稼働してから2002年の段階ですでに5年経っているわけで。その間にいくらでもやりようがあっただろうと言われてもしかたがないペースではないかと。

まぁこのへんの経緯があって、野党は「省庁がぐずなのは内閣の舵取りの問題じゃん」、政府は「もともと基礎年金番号を導入した時の担当大臣は民主の菅さんじゃん、俺ら一所懸命ケツ拭いてんじゃんよー」みたいな言い合いになっていますよと。

このへん民主党の支持団体に社保庁の組合があるとかなんとかいろいろパワーバランスな駆け引きもあるらしく。意外と自民の社保庁民営化案、民主の歳入庁(社保庁+国税庁)案なんかも「民主の支持団体を守れ/崩せ」的な意味合いもあるのかもしれません。


で、これから。
社保庁が今後どーなるかはさておき、今回の「消えた年金」問題への対処としては。

とりあえず今現在60歳以上らしい(今受給を受けている、もうじき受ける)人のデータ2880万件分を優先してチェック、該当者っぽい人には来年の10月までに連絡すると。該当者っぽくない人にも再来年の3月までに加入履歴を送ると。60歳未満の人にも送ると。

いう話になってるっぽいです。社保庁の資料でもほ同じ情報がリリースされていますので、政府/行政としてはこの方向で行くことがほぼ決定だと思っていいんではないかと。

先日議会を見てたら「いったん1年で5000万件総チェックするっつったんだから吐いた唾飲むなやー」みたいな突っ込みをしていた議員がいたんですが、まー社保庁の従来の作業ペースを考えると1年半/2880万件でもよく飲ませたよなーと思いますよ私は。

とりあえずそれで判明する人はいいと。判明した人には5年の制限を特例で解除、今まで受給できなかった分を満額支払(しかも5年以上前の受給分には非課税)ということで、まぁ落としどころかと。

判明しなかった分のデータをどうするかの策がちょっと弱いかなー。
一応「有識者」で構成された組織を作ってヒアリングその他の作業で認定していくらしいんですが、生年月日も名前も違う人を認定するってどーすんでしょ。

なんせ今聞こえてきている情報だけでも最古の宙浮きデータは40年以上前のものですし、領収書その他の納付証明や勤務先からの証言なんかもまず無理でしょうし。


以上、走るだけ走って書いてみましたが、自分としては大まかに把握できたかなーというところですね。ふぅ。

2007年05月08日

(99) うじふぁ・ぶそっく

上の子が今年から中学へ行くようになりまして。
先生方からのハンパねぇ宿題に、かなり手こずっているようです。

特に時間のかかるのが国語。中途半端に小賢しくいろいろ深読みしてしまうのと、辞書っ引きがのろいせいで、時々日が変わっても終わらない状態に。もぅTVも番組終了して、ニュースと天気予報が交互にオートでかかる時間帯に。

この番組、週替わりで延々といろんなアルバムかけまくるので意外な面白さがありまして。そいつを聴きながら宿題をこなしていた息子が、「お父さん、今の曲イイねー」と。

ニュースとウェザーの間に流した曲の一覧が時々出るので、二人して気をつけて観ていたわけですが。しかし息子は宿題こなすために起きているわけですし、私も今週末のセッションデモを作るために起きているわけですし。そうそうTVばっかり観ているわけにもいかず、ついに誰の何なのかわからずじまい。

くやしいのでTV局のお客様相談室に電話して、使っているアルバムを訊いてみました。
けっこう年配らしい男性が対応してくださって、

  「…えー、『青春時代』Vol1.~4?」
  「えっ??いやそんな懐メロではなかったような」
  「あー、ちょっと待ってくださいね…」

  「…毎週月曜に曲変えしますので、今朝聞いたのであれば」
  「はい」
  「うじふぁ・ぶそっく?」
  「はい?」
  「の『えふえーびーえふおーえっくす』?」
  「…えーと、『うじふぁ・ぶそっく』がユニット名で?」
  「『ふ』です、『ふ』」
  「『うじふ・ぶそっく』?」
  「いえ、てんてんで」
  「『ゔじふぁ・ぶそっく』?」
  「いえいえ『し』にてんてんで」
  「??…えーと、『えふえーびーえふおーえっくす』は
   『ファブフォックス』(FABFOX)とでも読むんですかね」
  「いえ、なんか短文の頭文字を並べたっぽいですが」
  「…あー、まぁなんとなくわかりました。ありがとうございます」

いや全然わかりませんって(T”T)トホホー

案の定Google検索「うじふぁぶそっく」ではヒットせず。
「FABFOX」でヒット!
…ユニットは「フジ・ファブリック」じゃねぇですかい!

フジ・ファブリック → ウジファ・ブソック

もーいったいどこの国の言葉かと。

改めて聴いてみるとなかなかイイですよフジファブリック。

銀河

祝詞(のりと)のような歌いっぷりと、曲の内容と全く関係ない女子高生の変な踊りがサイコー。

2007年04月05日

(98) しゃべる私

えー、WindowsVista & 2007Officeの発売を記念して、ただいま全国各地のコミュニティでCommunity Launch Team (CLT) イベントって奴をやっているわけです。

北海道/札幌では、私も所属している.NETコミュニティCLR/Hが全国に先駆けてぶっちぎりで開催しちゃったわけですが。

さてこの流れで、マイクロソフト社のサポートでコミュニティの枠を超えたCLTイベントもやっちまえ、なんて話もただいま出てきておりまして。

 こちらも札幌が5/12で先駆け、あと広島(5/19)・東京(5/26)・大阪(6/2)・仙台(6/2)の計5か所で開催されるようですよ。
もっとも今日現在まだ正式なアナウンスはされてないみたいなんですけど…たぶん4/10以降あたりにどどんと告知されるんではないでしょうか。

いずれも土曜ですんで、ちょいと覗いてやってもいいかなって方はぜひ最寄りの会場へ立ち寄ってみてやってください。

CLTイベント北海道(札幌で5/12にやる奴ですね)では、不肖私もスピーカーとしてOfficeのXML/VBA/VSTO/VSTAのバランスなんかをネタにしゃべらせていただきます。

Officeのリボンってどうやってカスタマイズすりゃぁいいんでぇとか、VBAは死んでしまうんじゃねぇのけぇとか、VSTなんとかとVSTなんとかの区別がつかねぇよっとか、さるべーじってどんな奴なんでぇとかいぅ方はちょいと寄ってみておくんなさいよ。

いやけっして損はさせませんぜ旦那っへっへっへ。

とか言いつつまだ他のスピーカーの方とかテーマとか私も聞いちゃおりませんので、委細確定した折にでももう一度ご案内させていただきます。

ではでは。(^^)ノ

2007年03月26日

(97) 予想外の、切なさです。

えー、数年前から読み続けている絵日記blogのひとつに、よしたにさんという方がやられているダンシング☆カンパニヰってのがありまして。

ここの絵日記がリライトされて、先日

ぼく、オタリーマン。
~ときどき戦い、ときどき負ける~

という書籍になったわけですが。

半ば笑い半ば泣き、オタSEつながりで買っちまったわけですが。

# 「リーマン」部分はすでに私リタイヤ組なので。

出版までのプロセスとか、発売日前に早やバカ売れ→重版決定などというネタとしか思えない売れ行きとか、都内外各書店行脚の旅とかの出版blogよしたにの出版できるかなぁもありの。

で、今日の更新で読者から募った「宣伝コピー大賞」の発表となったわけですが。

佳作のね。

この本には。

オタクを隠して暮らす28歳システムエンジニアの、

  1.口には出さない心の叫び(内気だから)
  2.微妙に隠しきれないオタクな日常
---そして、
  3.(〆切前に)削った命が入っています!

もしかするとあなたの職場にも。
理系オタクの生活日記。ぼく、オタリーマン。」

てのが身に沁みてしまってね。
昼の仕事と夜の仕事、2つ以上持つと、ほんと削れるよね命。みたいな感じで。
休日潰して6枚しか上がらねぇ、とかね。

そんな小さな切なさが積み重なった上での大賞コピーですよ。5版のオビ決定ですよ。

予想外の、切なさです。

オレたちは、わかっているよ。わかっているから。

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2007年03月20日

(96) 使いにきぃ

先日にょーぼのマシンをDELLで通販してみちゃったさるべーじですこんばんは。どー見ても今のタイムスタンプは絶賛昼間中なのですが、そこをオシてあえてこんばんは。

さてそんな納品時には既に海外渡航という経験値を携えてきたにょーぼマシンなわけですが、おかげさまで無事昨日(3/19)に我が家に到着しました。
一夜明けて今日(3/20)のお昼時点で、DELLの配送状況サービスは未だ3/21着予定で配送中のステータスが立っていますが、まぁそんなもんだ。

サービスポリシーとしては高く評価できるし、完全なシンクロとまではいかないにせよガンバって更新してくれている努力もわかった。
次回またDELL通販でお願いした時には「当たるも八卦」的な信頼度でぜひまたこのサービスを利用させていただきたいと思います。正直ステータスが変わるのを見てるのが楽しかったのよー。


さて、本論。
せっかくハリキって購入したにょーぼのマシンですが、これがもー

エラい使いにきぃ。

  • LANケーブル繋いで初回電源投入して、
  • 膨大なEULAとか製品の特長とかを読み飛ばしまくって、
  • アクティベーションして
    ※「アクティベーションって何?」と聞かれた
  • 日付と時間と地域を確認して、
  • 名前とパスワードと名前を入力して
    ※1つ目がログイン名、2つめのがマシン名だってのはわかってもらえなかった
  • Windows Updateが8項目、にょりにょりにょりとプログレスバーが伸びて。

OK。

まぁ2か所ほどわかりにくいところがあったようですが、インターネット接続の設定までフルオートでやってくれたので「これなら私にもできるー」となかなか好意的な評価が。

が。

マカフィーセキュリティセンターをインストールしますか? > いぇい

と答えたっけ、インストール後に再起動を促すダイアログが。
しかし同時にDELLメニューが。

DELLのメニューがパッと見広告なんだかエクスプローラなんだかWebページなんだかわからず、しばらく「これなんだろねー」とか見ているうちに、マカフィーの初期設定ウィザードが。えーとこれは再起動と初期設定のどちらを先にすれば?

これはなんともマカフィ思議。

などと地口と共に戸惑っているうちにRoxio Solutions DLAが「ドライバは互換性の問題のため、ブロックされています。システムを不安定にさせるドライバがインストールされています。このドライバは無効にします。」というダイアログと共に停止して。

いやここまでくると、さすがにとても一般ユーザーにヤサシくぁねぇだろう。

しかもインターネット接続までできなくなって。こっちはどうもマカフィーがデフォルトで全部ブロックしてくれやがるらしい。せっかくVistaがオートで接続設定してくれたのに、利便さ台無し。

あああ、せっかく喜んでいたにょーぼがみるみるシオシオになっていくよ。

どーしてくれるんだっ(主にマカフィー)。


まずはマカフィーをアンインストール。
いいよもう。セキュリティソフトについては後日もう一度きちんと考えることにするけど、キミは絶対使ってやらねぇ。

セキュリティの知識なんて一般ユーザはまったく持っていないと言っても過言ではないわけで。だからこそ「ソフトを入れさえすれば」という安心感があり、その安心感の上に成り立っている商売でしょうがセキュリティ市場ってのは。

技術的に確かであることは大前提であるけれども、その上で「インストールしただけでそこそこツカえる状態」をデフォルトにしないでどうすんねんと。
再起動と初期設定のダイアログを同時に出したり、せっかくVistaが設定したインターネット接続までマニュアルで調整するまでブロックしちゃうなんてのはソフトの機能演出としてダメダメだろう。
もうコンシューマゲームで最初のイベントをクリアするまでセーブができない、ってくらいにダメダメだろう。

次、DELL。

メニューが何やってんだかひどくわかりにくい。
ちりばまらさっているイラストがただの絵なのかクリックできるメニュー項目なのかマウスポイントしてみるまで分からない。
しかもVistaの初期設定が終わってまだ再起動もかけていないタイミングでどーして出てくる?

もいっちょ、DLAドライバエラー。

結論としてはQ&Aの

初期出荷構成のWindows Vista搭載PCにてRoxio Creatorが起動しない

なんだけれども、エラーのタイミングはVistaの初期設定が終わってWindows Updateがかかり終わった直後なので、これからマシンを購入するほとんどのユーザは「エラーダイアログがいきなり出た」との認識であり、「Roxio Creatorが起動しなくなった」とは思わない。
つことでこれはせっかく対策取っているのに大変たどり着きにくいわけです。
個人的には、これドラッグ&ドロップでのCD/DVD焼付機能に原因があるらしいけど、そんな機能望んでない。CD/DVD焼付って失敗率が高いので、いつもほかの作業を止めて、ドライブの最高速より少し遅い倍率で恐る恐る焼いてんのに、そんなお手軽焼付なんかおっかなくって使えない。そもそもRWを使わない。I/Oノロすぎ。

しかも2/23には対応ドライバ作ってWebページ公開までしてるのに、3/7発注→3/12製造工程完了のマシンになぜあらかじめ反映されていないのか。

ついで。オマケについてたちょいテレ(DH-ONE/U2)。

手順通りに操作したのに、ドライバインストがいつまでたっても終わらない。
メーカーサイトへ行ったら、

DH-ONE/U2:ドライバのインストールができない(Windows Vista™の場合)

  • ファームウェアをVer1.49以降へアップデートする必要があります。
  • Vista環境ではファームウェアアップデートできません。
    Win2000(SP4)/XP(SP2)以降でアップデートユーティリティを適用して…

しかたがないので私のマシン(XP)で1.49へファームウェアアップデート。
アップデートプログラムの実行結果が、

ファームウェアはすでに最新になっています

どーしろというのだー!

正解は、

DH-ONE/U2シリーズ:ファームウェアのバージョンの確認方法(Windows XP/Vista™)
DH-ONE/U2 ドライバディスク Ver.1.21
PCastTV for ワンセグ Ver.1.07

なんのこたぁねぇドライバのインストーラが古いだけだったー。


結論。

これならクリーンインストールできる分だけ自作機の方が楽かもしれない。

いやいやえーと。

VistaのセキュリティやらセキュリティソフトやらWindows UpdateやらOSのアナを突いた妙なソフトとか、

もともとの目的のための作業を始めるまでにうんざりすること請け合い。

DELLだからか?という気もするけど、マカフィーやらシマンテックの試供版をプレインストやらバンドルやらしてる他メーカー製品も似たような状態ではあるまいか。

少なくとも、メールやWebブラウズをしたい、または自分の本業に役立てたいだけでパソコンやソフトの勉強などしたくはない、というニーズを一般ユーザ層として考えると、落ち着くまでそばに付いていられない状態で安易にお勧めできるようなショロモノではないっすね、たぶん、今現在の流通マシンは。

Vistaを中心にもうちょいセキュリティ回りやドライバ回りが安定せんことには、売りたくないなこりゃ。

「トラブル対処が楽しい」または「メーカー品でも最初にクリーンインストール」という方以外は、最低今年の夏~秋モデルあたりまで傍観がお勧めって感じです。

2007年02月19日

(95) 人には会え

出不精でインドア派で人見知りのさるべーじですこんばんは。

そんなシャイ坊な私ですので、コミュニティイベントとか出るのは実はあまり気が進まなかったりします。もし冷たくされたりしたら傷ついちゃうじゃないですか。

でも、出る。

日頃仕事の人間関係の中で動いていると、どーしてもその関係枠の中だけでしか発想できなくなっていきます。アンテナに限界があるんですね。

自分とはまったく違う環境の中で動いている人と一瞬横につながることができるチャンスがやはりほしいわけです。思いもよらない角度からタフなパンチを叩き込まれたいわけですよ。

というわけで、昨日CLR/H(北海道の.NETコミュニティ)が主催したVistaコミュニティローンチに参加してきました。

日頃なかなかお会いできない方ともぅれつな勢いで話をしまくりました。日中のセッション→懇親会→店を渡り歩いて3時過ぎまで。

知りたかったことを知ることができ、知らなかった新しい話を聞かされ、クリティカルヒット打ち込まれっぱなしで見事にTKOをくらって帰ってきましたよ。

すでに地方であることはハンデではないのかもしれません。

行きたいところ、会いたい人、得たい知識があります。きっと行けるんだと思います。自分が望み、決意さえすれば。
気がつくと、「どうせ無理だから」と思う自分の心だけが障害でした。

さーあ。行くよー。世界中が私のナガサキだ。

2007年02月04日

(94) auで勝手ソフト

ご存じない方はご存じないでしょうし、私はまぁあまり上品な言い回しだとは思わないんですが。

電話会社の関与を受けずに一般ユーザーが独自に提供するケータイ用アプリを勝手アプリと呼ぶんですね。

でもってDocomoやSoftBankは割とJava使ってそんなことができてらしいたんですが、auのBREWだけはどーにもダメで。
せっかくVisualStudio使ってC++でかなり高性能なものが作れるのに、自分のケータイに流し込む方法がなかったんですね。
流し込むためにはauと契約しなければならず、契約は法人格に限られていたわけです。

たぶん権利や金銭的な絡みもあると思うんですが、まず法人であることを承継して名乗りを上げなければ契約内容すら知ることができなかったので…個人ではこれ以上調べることができませんでした。

それがついに。

2007年春モデルから一部の機種でオープンリアルプレイヤーという名称のBREW製Javaランタイムが提供されることになりまして。

au用勝手ソフトは「オープンアプリ」という名称で、ついに個人で作成提供することが可能になりましたばんざーい。

作成から配布までの技術仕様はこちら

これでもうかゆい所に手が届かない有料お仕着せアプリにさようならですよ。
自分のニーズにぴったりフィットなオリジナルアプリよこんにちはですよ。

このへんの普及に弾みをつけるためのオープンアプリコンテスト(ゲームコンテストですが)も企画されていますよ。

開発環境はまだまだ貧弱だったりもしますが、なんの「できる」と「できない」の差は0と∞くらいの違いがありますよ。

我こそはと思わん方はこの機会にぜひ。
私は多分自分用スケジューラとかなんかそっちのツール系へ行きそうな気がしますのでゲームに対しては静観の構えですが、ものすごく興味深く注目していくことにします。

2006年12月31日

(93) 猿頁をMySQLにしてみた

本サイト猿頁は、現在Mobavle Type(MT)のバージョン3.33-jaというblogシステムをLaCoocanという@niftyのWebスペースサービス上で動作させているわけです。皆さんにはmiscnotes.comというドメインにアクセスしていただいていますが、サービス自体は@nifty上でやっているわけですね。

MTにする前はへてむるクリエイタ~+xhtml、さらにその前は秀丸+htmlだったりしたわけです。
正直blogを導入してからあまりタグ回りを意識しなくて済むようになったのでずいぶん書くのが楽になりました。
その分なんだかメモ代わりの書き飛ばしが多くなったような気がして、あまり親切な書き方ではなくなってきているかもしれないなーあたりを本年を振り返っての反省としたいと思います。

さてこのMTにTinyMCEforMTプラグインを組み込んで日々是エントリの記述にいそしんでいるわけですが。とかいいつつ文章は相変わらず秀丸で書いてからコピー&ペースト→装飾という手順を踏んでいるわけですが。

これで何が嫌かって、[保存]ボタンを押した時のもーれつな更新の遅さが嫌なわけです。
エントリのphp展開は割と速いみたいなのでトラックバックかなーと思い引用先以外へのトラックバックを全部外してみたんですがそれでもやっぱり重いったら。リンクを埋め込んでいないエントリでも重いったら。

つことで現行のSQLiteからMySQLにDBを変更したらちっとは速くなるかしら、ってことで試してみました。

が。

LaCoocanはユーザが独自にMySQLを設置することを禁止しており、LaCoocan側で提供しているんですね。で、この設定が@niftyの都合でがちがちに固められているのにサポート対象外という言い訳でどー設置されているかの情報がまったく提供されていないわけです。

これはしんどい。

わかってしまえばどうということではないんですが、正しい手順を割り出すのにエラい手間を食いましたので、備忘録代わりにメモしておきたいと思います。

ちなみに、あちこちのWebを検索してみるとMTのデフォルトDBはBerkeley DBだ、のような書き方をしているサイトを見かけますが、mt-config.cgi-originalを見ると対応している4種類のDBのすべて使えるような記述になっているんですよね。どれを使うかは、参照した手順の記述次第というところではないでしょうか。
LaCoocanの[こんな使い方]→[Movable Typeのインストール]ページの手順に従うと、SQLiteが有効になるみたいですね。以降の手順は、あくまでもこのページの記述通りに設定してある状態からの変更手順ですので、違う状態になっている方はそのへんお気をつけ。

で、結果。けっこう軽くなりました。ラッキー。
「MySQLよりSQLiteの方が軽い」という記述もあちこちのサイトで見かけたんですが、私としては、これ、ちょっと飲めません。
まぁ猿頁は長文だらけで500エントリ以上ありますので、データ量やレコード量による動作速度の違いなどもあるんだろうと思います。
パターンを網羅しないテストや自分の体験だけでどっちが軽いなどと言い切ってしまうのはかえって混乱や誤解をしますので、やめといた方がいいと思うんですけどねぇ。


(1) MTの設定変更

MTは3.3(3.2?)から設定ファイルが変わりましたので、それ以前のバージョン時に書かれたインターネット上の情報はあまり役に立ちません。mt.cfgに言及しているのはすべて旧版の情報です。
3.3ではmtディレクトリ直下のmt-config.cgiに対して変更を記述します。

mt-config.cgiの修正ヶ所は大きく2点。

ひとつめ。
MySQL Configurationセクションのコメントアウトを削除し、LaCoocanのMySQLの設定を記述。こんな感じになります。

##### MYSQL #####
ObjectDriver DBI::(4)
Database (1)
DBUser (2)
DBPassword (3)
DBHost (4)

LaCoocanの「データベースアカウント情報」ページ(ログインして左メニューから[オプション]の[データベース]をクリック)で「データベース名」と書かれているのを(1)に、「データベースアカウント」と書かれているのを(2)に記述します。とはいうもののLaCoocanではユーザが独自にデータベースを作成することができないようにしていますのでこの2つは固定で、同じものが書かれているはずです。

(3)はちょっとハマりました。パスワードは、LaCoocanでMySQLの使用設定を行った時にランダムに生成され、送られてくる完了通知メールの中に書かれています。@niftyのともLaCoocanのとも違うパスワードですのでお気をつけ。

(4)はかなりハマりました。答えはどちらにも「データベースサーバー名」を記述、です。

ふたつめ。
SQLite Configurationセクションをコメントアウトします。こんな感じで。

##### SQLITE #####
# ObjectDriver DBI::sqlite
# Database /homepage/mt/mt.db

これで、従来のblogの表示ができなくなればとりあえずOKです。

さて、今度は従来のSQLiteからMySQLへのデータの引っ越しです。

MySQL側にきちんと移行できたかどうかは、引っ越し後にphpMyAdminでMySQLにそれ用のテーブルができているをチェックすれば確認できます。
phpMyAdminの導入手順はLaCoocanの[こんな使い方]→[phpMyAdminでデータベース管理!]ページの記述通りですのでここでは特に言及しません。

引っ越しそのものは、Ogawa::Memorandamt-db-convert.cgi: MTデータベースの相互変換CGIスクリプトで提供されているmt-db-convert.cgiを使いました。zipと作業手順はMTDatabase Converter.ja JPMTDatabase Converterにあります。

私のMTは3.33-jaですので、上記zipからmt-db-convert33.cgiを抜き出してサーバスペースのmtディレクトリにアップロード、URLダイレクト入力でこのcgiを叩いてやればいいわけですね。事前設定とかまったく要りません。これはすごい。

このcgiを叩くとコンバート指定ページが表示されます。各設定値は以下の通り。
っても現行設定されている部分は初期表示されますので、表示を確認するだけの項目の方が多いような気もします。

Source DB Configuration側

ObjectDriver:  SQLite 
Database:  ./mt.db 

Destination DB Configuration側

ObjectDriver:  MySQL 
Database:   (1)
DBUser:  (2)
DBPassword:  (3)
DBHost:  (4)

(1)~(4)はそれぞれmt-config.cgiの修正項目と同じ情報を入力してやればOKOK。

あとは[Convert]ボタンを押してしばらく待てば完了です。


やっぱレンタルサーバであちこち首根っこ押えられながらの運用はキツいなぁ、と思えてきました。いい加減そろそろ固定IPもらって自前サーバ運用を考えた方がいいのかもしれませんね。むー。

2006年12月22日

(92) サンタが今年もやってくる(3)

さてもう22日。下ののはなんとかOKとして、今度は上ののが気になってきました。

そういやぁ「12月下旬発送予定」とだけ記述されてたけど、いつ来るんだろう。こちとら北海道なので輸送に1日多くかかる一部地域だってのもあって割と心配。

よりによって昔の「シリーズ1」のが欲しいとか言いやがるもんですから、サンタに名のむのに苦労したんですよこれ。現在流通中の「シリーズ3」なら割と気軽に頼めるんですけどね。
12月にメーカーから「シリーズ1」が再版されるって情報を聞き込んで予約を受け付けている販売店をなんとか探し出してなんとかお願いできたんですが。サンタに。

つことでその販売店に確認してみました。サンタが。

「メーカーからは26日出荷と連絡を受けています…」

えぇっ?発送時点でオーバークリスマス?

「北海道へであれば28~30日着程度ではないかと…」

下手すりゃ年越し蕎麦レベルのタイミング?

「この商品は前回も予定日一週間遅れで入荷しましたので、
今回も予定日通りに来るかどうかは…」

もしかして鬼を笑わせる気満々??

だめだこれはもー大弱りですよ。サンタが。

しかたがないので、上のと一緒に風呂に入った時にそれとなく聞いてみました。

「25日にほしいならシリーズ3、シリーズ1ならかなり遅れそう。
 キミはシリーズ1るか!?」
   → シリーズ1る
   → シリーズ1らない
(からくりサーカス風)

「らない」。らないんだそうですよ25日朝に枕元にあるならシリーズ1でなくともいいとなんだおまえのこだわりはそんなもんだったのかいと大慌てで販売店の予約をキャンセルして近所のおもちゃ屋でシリーズ3を見つけてそっこーお願いしましたよ。サンタに。

レジで私の前の人はでっかい買物ワゴンにでっかいおもちゃをてんこ盛りでびしっとゴールドカード1回払いでキメていました。やるなじいさんいったい何人分orいくつお願いするつもりなんだ。サンタに。


かくして今年のスペクタクルお願いサンタさんはなんとかクリア。難易度が年々上がっていくなぁ。

25日はDSしかもらえない下がたぶんがっかりすることが目に見えているので、一緒にほしがっているゲームソフトはお年玉代わりに買ってやろうかと思っています。サンぃゃぃゃこれは私が。

2006年12月17日

(91) サンタが今年もやってくる(2)

つことで昨日、DS紺を無事サンタに頼めました。

ご心配くださった方、情報をくださった方、どうもありがとうございました。

おもしろエピソードもいろいろあるのですが、ちょっと書いている暇があれですので、またの機会にでも。いぇー。

2006年12月08日

(90) サンタが今年もやってくる

ウチの坊主らは毎年当然のように好き勝手な要望を出しやがるので、親としてはサンタにどう頼もうかと毎年必死になるわけで。

上のの去年のリクエストはキツかった。すでに絶版になって久しいゲームソフトってあんた。ほうぼう探し回った挙句、サンタに「中古でも…」と頼んでみたり。届いたプレゼントは、特典データがすでに前オーナーの手で消されていたり。

今年の上ののは「キューブワールド」。なかなかニッチなチョイスではあるが、絶賛発売中のものであるならばサンタに頼みやすいなーとホッとしていたらさにあらず。現在販売されているのは第三世代。上ののリクエストの「棒と犬のセット」は第一世代。
何でお前はそーいつもいつも難題をふっかけますか。サンタに。

泣きそーになって調べたら、クリスマスを当て込んで一部の通販サイトで再販するってのを見つけてそっこー頼みましたよ。サンタに。

下ののがまたキツいリクエストで。ニンテンドーDS。しかもliteではなくて元祖。しかもアイスブルー限定。いったいどうやって手に入れろと。サンタに。

liteは元祖より音が悪いんだそうで。ってこだわりをなんとか誘導して「liteでも可」な状態まで持っていき。にしたってレベルが5から4に下がった程度の難易度で。

明日、各色30台限定で職場近くの量販店で「予約なし/早い者勝ち」で出すそうなので、とりあえずだめもとで頼んでみようと思っています。サンタに。
某おもちゃ屋のニュースレターでは、月曜日までに申し込めば「予約を取れる抽選」に参加できるそうなので、明日の量販店がだめならそっちでもう一度頼んでみようと思います。サンタに。

最悪また中古再び、かなぁ。


もう少し奴らが大きくなったら、サンタは俺たちなのだと言ってやろうと思っています。

親がサンタの振りをしていたのではない、
俺たちは本当のサンタなのだと。
世界中の、誰かを想って何かを贈る人すべてが本当のサンタなのだと。
世界中のサンタが世界中の人に祝福を贈るのだと。

この秘密を知ったからには、お前たちも誰かのサンタになれと。

子らが生まれてから、これを言ってやれる日をずっと楽しみにしているのですよ。

2006年10月09日

(89) それは怖いのではなく

仕事から帰ってくると、小六の長男が神妙な面持ちで、

「おとうさん、(小三の次男)が謝りたいことがあるんだって」

と言ってきました。
どうも次男は言い出す勇気を持てないと踏んで、相談を受けていた長男が口火を切ってやったようです。
なるほど。で本人に、どんな話なのかと聞いてみました。

ニンテンドーDSのソフトに「脳を鍛える大人のDSトレーニング」というのがあって。
その中に「名作音読」という、実際に画面に表示された文章を声を出して読んでページをめくるトレーニングがあって。
最後まで音読するのにかかる時間を計測するのだけれども、別にホントに音読したかどうかのチェック機能は付いていなくて。

次男は、読まずにどんどんめくったらどうなるのか?と試してみたようでした。
当然ものすごく高得点になるわけで、最高ランクの「ロケット級」が出てしまったそうです。

「ぼくは、こんなことになるとは思わなかったんだよ」

とぼろぼろ泣いています。長男も、

「いや、(次男)はちょっと試してみたかっただけで、
悪気はなかったんだよ」

と横から助け舟を。

…あーおまえら、それ、そんな泣きながら謝るようなことか?

と親父は内心思っちゃったんですが、本人全力で勇気を振り絞って告白しているわけですし、長男も必死でフォロー入れてきますし。

とりあえず、

「そうか、それは失敗したなあ」

としかつめらしい顔をして見せて。

「今度からそういうことをしない、と気をつけるなら、
おとうさんは、おまえを、ゆるす」

と言ってみました。本人もそれで何となくほっとしたようでした。


ようだったんですけれども、寝る段になったら次男が布団の中でまたぐっと涙を溜めてやがります。

まだ気になるのか、と聞いてみると、

「ぼくはやっぱり不安なんだよ。こわいんだよ」

何を怖がっているのかよくわからないままに話を聞き、明日おとうさんといっしょに件のデータを削除する、ということで安心してもらいました。

本人はそれで納得して寝たんですが、親父の方は次男の心情が掴みきれず、ちょっと考え込んでしまいました。

翌晩、

「よーし、じゃあデータ消せー。」

「えっ、ぼくがやるの?」

「自分でやっちゃったことは自分で決着つけないとなー」

「わかった、じゃあ見ててね」

とデータ抹消→新規に自分のデータをエントリー。
次男はほっとしたような、すっきりしたような。はればれと笑っておりましたよ。


ああそうか。あれは「後悔」だったんだ。

親に謝り、許してもらっても、しでかしてしまったことが気になっていつまでも嫌な気持ちのままでいることを、次男は懸命に自分の語彙の中から似たような感情を表す言葉で列挙していたんだ、と、後日ようやく思い至りました。

今までの自分の生活の中になかった複雑な感情まで持てるようになってきたんだなあと親父はしみじみとしましたよ。
幼いなりに自分なりに善悪の基準を持ち、不本意に「自分で許せない」ことをやってしまった時に、理屈ではなく感情で否定するだけの人格がきちんとできてきたのだなあと。

しかしゲームのデータで人生一大事なんだ。
親父はなんだか、人間のできあがる過程を教えてもらっているような気がします。

(88) この問題をMicrosoftに報告してください。

Windowsマシンで何らかの作業を行っている場合に、いきなりぼつーんとプログラムが終了しちゃって、こんなダイアログが表示されたりすることがよくあります。

これはプログラムの異常終了をWindowsが引っかけて表示してくるダイアログなんですけれども。
ちなみにこのキャプチャは、わざと無限ループ起こすプログラムを自分で作って実行し、見掛け上フリーズした時点でタスクマネージャから[タスクの終了]させたものです。適当にちょいちょいと作ったものですので、ダイアログタイトルが「WindowsApplication11.exe」と初期設定むき出しのままなのはご愛嬌。

これ、自分の中では「送ったからってどーなのよ」ってのがずっとわからないままで。
送られたダンプをいちいちチェックすることなんで、Micorosoft製のソフトに限ったってこなしきれるような量じゃないでしょうし。
また、WindowsとかOfficeとかMicrosoft社製のものならまだしも、他社製のソフトとかオープンソースとか個人作成のオンライソフトとかで発生したものを送っても、どーしようもないじゃんと。

そんな思いで日々過ごしていたところにこれが。

Microosft Impossible 第2話 システム・エラーと戦う人々

細かい内容はリンク先を読んでいただくとして。ポイントは、

  1. 送信されたエラー報告は原因別に計数処理されている。
  2. 集計された情報はMicrosoftの開発部門およびサードパーティに公開されている。

ってところで。

簡単に言っちゃうと、これ、エラーの投票システムなわけですね。
世界中から送られてくるエラー報告を原因別にカウントして、数の多いものから優先的に対処していくという。あーなるほど。

集計結果の「サードパーティへの公開」は…うーん、どうなんでしょうねこれ。お役所の懲罰的公開でもあるまいし、バグの偏在を不特定多数にオープンにしているとは考えにくいですし、リンク先ページのマンガのようにいきなり電話で調査依頼をかけるなんてこともあまり現実的ではないしなー。

もしこんな体制をほんとにやっていたら、フリーソフトを公開している私のところへもいつの日かいきなりMicrosoftから

さるべーじさんの公開されているHarbotRecorderに関連してエラーが多発しています。ダンプのパターンはありますので、至急調査をお願いできますか?

って連絡が来ちゃうというあり得ない事態に!

いやほんとにあり得ませんよこれは。

つことでこのへんはまぁ話半分として、ほんとのところどーやってサードパーティへ公開しているのかはいまいちはっきりしないままなんですが、まぁ取り組みに対する熱意やら誠意やらは伝わってきたぞと。
ちょっと納得できました。

ちなみに、記事中で言われている「パレートの法則」は、厳密にはパレートではなく「80:20の法則」と呼ばれる経験則みたいなものでして。→80対20の法則
今回の場合は、

  1. 全部のエラーにはとても対処しきれない。
  2. エラー全体の80%は、エラー原因のうち上位20%で発生している。
  3. てことは、原因上位20%のエラーに対処すれば全エラー数の80%に対処したことになるじゃん?

ってこってす。まぁほんとに20-80かどうかは別として。
簡単に考えて、「よく起きるエラーから順に対処していった方が、助かる人が多いじゃん?」って当たり前の話なんですけれども、予算や人手や期間が有限である以上、こーいぅ考え方で優先度を決めていかなくちゃだわというお話ですね。

要はこのダイアログは投票システムで80:20の法則ですので、まめに報告しとくと優先度が上がるということです。それが対処してもらえる上位数%に入るかどうかはなんともですが、送らなければ間違いなく優先度は下がります。

ここまで仕組みが把握できれば、「さてそんなシステムに対して私はこのエラーを送信すべきかどうか」ってことを考える基準ができますね。

私?私は、Microsoft系のエラーに関してはこれからしばらくまめに送ってみようかと思います。サードパーティ製ソフトやオープンソース/個人開発のソフトについてはその開発元に直接コンタクト取るなどの従来通りの対処で。

もひとつちなみに。
これ、@ITの記事ではなく広告ページですから。ページトップに「PR」って付いてますし、URLのディレクトリも「ad」の下ですから。@ITの記事ではないのでそのへんはお気をつけ。
実は第1話の方がなんか身につまされるような現場の状況で涙が出てきます。実際には皆さん徹夜明けでここまでドラマチックなリアクションを取れるパワーは残っていないだろうと思いますが。

2006年09月12日

(87) 2B1:The Children's Machine(OLPC)

OLPC のソフトウェアを Windows のエミュレータで動かす。
OLPC を Windows 上の VMware Player で動かす。
OLPC

「1人の子供に1台のノートPC」の実現

[iSummit]教育コモンズ
OneLaptopPerChildプロジェクトに関するプレゼンテーション (pdf)

One Laptop Per Child (SDK)

大島芳樹のカリフォルニア日記 (olpcの中の人)

eToys - 単純なインターフェイスのプログラミング・アプリケーション。
実体はSqueakToys<Squeak、ってことなのか?

ようこそ、スクイークランドへ!
日本人のためのSqueakサイトの歩き方


ハードウェアの提供や技術についての情報が多い現状ですが、私の関心は「提供後、ほんとに役に立つのか?」であり、その要は「プログラムとしてのソフトウェア」と「運用に関する人的ソフトウェア」なんではないかと。

教育分野出身のプログラム屋としては、教育用ソフトウェア(プログラム/人)の供給をどうするつもりなのかが大変気になるわけで。できるもんなら手伝ってもみたいわけで。

とりあえず、ニーズと開発環境と提供ルートを知りたいんですよね。

どぅもいまいちよく見えん。むー。

2006年08月24日

(86) つぶれていく君へ

客先常駐でプログラムを作る仕事を始めてから、もうずいぶんになりますけれども。
多くの人が、刀折れ矢尽きてつぶれていくのを見てきました。

客先常駐で開発をするのは、個人/社内開発や、自社チームとして他社と共同開発をするのとはまた違った難しさがあります。主にメンタルな部分で。


客先には客先の社風があります。
これは業務を遂行する上での方法論であったり、価値観であったり、開発手順やプロジェクト推進上のセオリーであったり。

個人開発なら俺々でかまいませんし、社内であれば一度水になじんでしまえばどうということはありません(この「社風」というローカルセオリーが身にしみるまで新入社員がツラいのは、サラリーマン経験のある皆さんなら体験があると思います)。他社との共同開発は、互いの業務スタイルを尊重して行われるのがふつーですので、文化上の対立は発生しにくく、回避されやすいです。

しかし、客先常駐(個人でもチームでも)は一味違って。
客先のローカルセオリーになじんで、しかも早めに一度結果を出して信頼しといてもわらないとならないんですね。

正直、ほとんどの客先の常識は「狭い」です。社内からしか仕事をしたことがない、多くても2~3社程度の転職経験しかない、そーいぅ人にとってはローカルルールが「常識」です。
悪気があるわけじゃありません。下請けいじめをするような下種な人間はほとんどいません。でも、自分たちが持っている常識外の行動を理解するには心理的な抵抗が働きます。下手をすると、そもそも理解してもらえません。
上手にアプローチができたなら「我々とは別のノウハウを持っている有能な人間」として認めてもらえることもありますが、大抵は「そんなの常識でしょー、どうしてできない/やらないの?」と否定的に評価されちゃうことになります。

ところが、客先常駐をする側に常駐経験が少ない場合、これは悩むわけです。
自分の今までの経験が通用しない、理解してもらえない。理不尽に高いレベルの成果物を要求されているような気がする。あるいは客先の仕事のレベルが低く馬鹿のように思えてしまう。

こんな状態は数ヶ月一緒に仕事してればそれなりに落ち着くところに落ち着くんですけれども、それまでの間は「そんなこともわからない/できないのかよ、ちっ」と言われ続けることになります。

人間、誰だって周囲と仲良くやりたいわけです。あきれられたりけなされるよりは、認められほめられたいわけです。ほんの些細なことであっても、毎日否定を繰り返されると、けっこうキツいものがあります。

この期間は、回避できません。どう上手に立ち回ったって、なるときゃなります。
なっちゃったら、誠意のある行動を取りながら信頼関係ができるまでじっと耐えるしかありません。
誠意ある行動ったってたいしたことはありません。遅刻しない、休まない、言われたことはすぐやる、程度で十分です。
相手の期待値よりちょっと高めの成果をこまめに出せばなおグッド。それだって仕様変更は必ず設計書に反映させる、バグ等を資料にして管理する、なんてことでいいんです。

ところがプログラム屋ってのは技術でっかち(自分の信奉する技術が最善だと信じる頭でっかち)が多くて。高品質なものを作るってところで信頼されたい、高いスキルを持っているってところで名誉を挽回したい、ととんちんかんなアプローチを繰り返してみたりします。

おんなじ物を作ったって、「こいつの作ったもんなら大丈夫だろう」と思って確認されるのと、「おいおいほんとに大丈夫なのかぁ?」と思われながら確認されるのでは、評価は変わってしまいます。「こんなささいな間違いなら別にいいや、直しといてね」と言われるか、「こんな単純なミスをするなんて。もっとしっかりしてくれよ」になっちゃうか。

だからまずどうしても、技術力を評価してもらう前に人間として信頼されておく必要があります。


とはいうものの、この軽くちくちくとくる作業環境はけっこうつらいです。モチベーションが維持しにくいです。日々少しずつシオれていきます。

毎朝いやいや客先に通ううちに、つい遅刻をしてしまう。
5分遅れただけなのに、なんだかその一日なんとなく針のむしろ。

こんな時は、翌日絶対遅刻しちゃだめです。命を掛けてでも定時までに行かないと。

でも、遅刻して一日ヘコんでたわけですから、翌日はもっと出勤が億劫になる。で2日続けて遅刻しちゃったりなんかすると、2日目は針のむしろがダブルサイズ。

さあ、悪循環の始まりだー。

どんどんモチベーションが下がる、ホントに客先の評価も下がる、ますます通いにくくなる。

どこかで「恥かいてもいいから一から信頼を築き直す」とか腹を括ればいいんですけど、そんな悪循環を構築しちゃうような人はそもそもなんでこんなに毎日がつらいのかわからない、とかな人も多く。

そのうちついに気力がエンプティ。客先に通うことができなくなるわけです。
出てきたって仕事できるだけの気力なんか残っちゃいません。何をすればいいのかの判断すらできなくなり、一日ディスプレイをにらんだまま固まってみたり。

ここまで来ると、もう回復はできません。さっさとリタイヤして次へ行かないとツブれます。

でも、こんな悪循環スパイラルに陥っちゃうような人は、融通の利かないタイプが多いです。リザーブまで使っちゃうくらいエンプティになるまでがまんしちゃうので、リタイヤのための行動を起こすほどの気力も残っちゃいません。

で、自分の会社に「やっぱりボクは向いていません」とか言っていきなり退職しちゃったりもするわけです。世間が怖くなって次の仕事にも就けなくなったりもするわけです。
退職もできないくらい打ちのめされちゃったりすると、ドクターストップがかかるまで静かに壊れていったりもします。


私もこの商売を始めた最初の頃、いくつかの客先で続けざまにこんな感じになりました。

何年か経ってから会社の方針でそんな迷惑を掛けた客先と共同作業をしなければならなくなり、最初から見くびられていたもんですからしまいにはその仕事を乗っ取られちゃった、なんて後日談付きで。

でも、といぅか、だからこそ、そんなハメになる人たちに腹が立ちます。

相手と信頼関係を結べなかった、モチベーションの自己管理ができなかった、ここでは自分はもうだめだと客観的な判断ができなかった、「ギブアップする」という最低限の責任も果たせなかった。

これらは全部自分のせいでしょう。
外的などんな要因があったとしても、金を払って雇ってくれている客先、一緒に仕事をやっている仲間に対してかかる迷惑は同じでしょう。

私は3年もがきました。なぜそんなことになってしまったのか、どうすればよかったのか。原因に気づいて自分なりの手法を持つのにそれだけかかりました。
でも、どんなに惨めにリタイアしても、リタイアを繰り返しても、復活できるということも経験として知りましたよ。

私の目の前でつぶれていった人たちが、その後どうなったのかは知りません。
まったく違う職種に転職してしまったか、復活できないほどのダメージを抱えて引きこもってしまったか。

でも、できるなら、そんな自分を乗り越えてたくましくなってほしいです。「いやぁあの時はすいませんでしたね」と笑って再会できるだけの強さを身につけてほしいです。

まだこの仕事を続けているのなら、3年後にもう一度一緒に仕事をしよう。

つぶれていく人と別れるたびに、私はそう言っているんですが。
まだ、再会できたことはありません。

2006年05月23日

(85) 使う気になれないVirtual Server 2005

えーと、まず

ディベロッパー製品開発統括部 Blog-開発環境としての「Microsoft Virtual Server 2005」って話があって。

このエントリの趣旨には基本的に同意。
実際固定IPで自宅にサーバ立ててデモ用のVirtual環境作って、イベント会場でノートから呼び出してセッションかましている人も何人か見ているし。
CPUがバカっ速でHDDとメモリがダブつくくらい搭載されていれば十分実用的な環境だと思うです。

ではなんで使う気になれないかってぇと、私がCPUがそこそこのスピードでHDDとメモリがそれなりに搭載されているマシンしか持っていないからです。しかも私がバーチャル環境作りたい時は体感速度も含めてひとつの製品を評価したいか、ちょいとヤバげなCTP(β)をイジりたい時だからです。

実際やってみると、泣きたくなるほど遅いです。
WinVistaCTPをインストールした時は、4時間かかりました。なんぼ好奇心があったとしても、その意欲を目減りさせるのに十分な負荷です。
そもそもCTPってのは最適化されたバイナリになっていない場合が多く、ふつーのマシンにふつーに入れたって遅いわけです。それをソフトウェアエミュレートなんかされちゃぁたまったもんじゃありません。

ですからVMWare Playerが提供された時には、「すわ」とか思ったんですよね。MicrosoftのVirtualPCで作った実行イメージを、VirtualPCよりも高速に動作させられるってんでもぅ。
でも結局、なんだったかもぅ理由は忘れちゃったんですけど「だめだこりゃ」と思った制限があって、自分で試してみる以前にあきらめちゃったり。

で、だ。

上記エントリの最後に、

Virtualization Technologyとは、HardwareでサポートされるCPU仮想化技術で、Intel VT(Virtualization Technology), AMD VT(Pacifica)があります。Microsoft Virtual Server 2005 R2 SP1はこれら両方のVTをサポートする予定のようです。いままでSoftware Emulationで行っていた処理がHardware Emulationに変更されますので、かなりの動作速度向上が見込まれます。

というすっごい気になる記述があって。

ハードウェアエミュレートならかなり期待できるんじゃない?

ってまずVTってなんだ。

元麻布春男の週刊PCホットライン-仮想化技術「Intel Virtualization Technology」

AMDはまだ開発中、ってことは現時点ではIntelしか選択肢がないわけですね。
そ言えば最近サボってきちんと暗記してないんですけど、今IntelのCPUラインナップってどんなんなってましたっけ。

調べてみたんですが、どうもラインナップをきれいに俯瞰できる資料が見つからない(;-;)。このへんとかくらい。
えーと、Xeon、PentiumD(920~960)、PentiumExtreme955/965、Core(Viiv/Centrino)、Pentium4(662/672)あたりが対応ですか?

まぁVirtualServer2005R2SP1の提供は2006年末(~2007年頭?)くらいだそうですから、vPro(2006年後半あたりから各メーカー搭載機発表予定?)をにらんでおけば間違いないかなぁ。
メモリやHDDどころかマザーボードから調達し直さなきゃならないので、今から購入資金を貯めとくことにします。

って、そんな金があるなら今のマシンにメモリ積み足した方がよっぽど安価/迅速/効果大なのは…(;-;)結局、VirtualServer2005R2SP1と自分の仕事にかこつけてちょっ速マシンが欲しいだけなのかもしれません。