(1) インストール手順
EID(Microsoft® Expression® Interactive Designer)のMarch 2006 CTPが出ているので、最新の状態で使ってみたいなーなどと思ってインストール手順をメモ。
1. わかっておきたいこと
- EIDはWinFXを必要とする。
- EIDとWinFXは共にCTPなので、組み合わせが大変シビア。
EIDのMarch2006CTPには、WinFXのFeb2006CTPでセット。
EIDのJan2006CTPには、WinFXのJan2006CTPでセット。
この組み合わせがずれるとまともに動かない。らしい。 - 動作条件がけっこうキビシい(委細は下記2.参照)。
それ以下のスペックでは動作しない機能があったり、むちゃくちゃノロかったりするので、インストールしてもいいけど覚悟を決めておくこと。 - CTPはインストールがめんどくさく、環境を汚しやすく、アンインストールもめんどう(下手にバグが残っているとアンインストールそのものができないこともある)だという覚悟を決めておくこと。
タダでいち早くツカエる、くらいの安易な気持ちでしかないのであれば、いずれ何らかの形でイタい目に遭う可能性が高いので、CTPなんぞに手を出さないこと。
覚悟を決めてトライしてみるなら、インストールしたファイル名とその順番を記録しておくこと。
2. 動作条件
- OS:WinXP SP2以降
- 最小条件
CPU:PentiumまたはAMD 1GHz(MMX対応)以上。
RAM:512MB以上。
HDD:50MB以上の空き。
CRT:1024×768/24bitsColor以上。 - 推奨条件
CPU:PentiumまたはAMD 2GHz(MMX対応)以上。
RAM:1GB以上。
グラフィックカード:DirectX9.0対応、32MB以上のメモリを搭載しているもの。
例えばRadeonX300やGeForce5600クラス以上。
CRT:1280×1024以上、32bitsColor。
3. マシンの準備
- ビデオドライバの確認。
FreeTrialページでは2004/1/11以降のドライバにしてくれと言っているが、どぅもDirectX9.0対応ドライバかどうかという意味らしい。
のでそれより日付の古いドライバを使っている場合は、最新のドライバをDirectX9.0に対応しているかを確認の上入手/アップデートしておくこと。 - 以前のEID・WinFX CTPがインストールされている場合はあらかじめアンインストールしておくこと。
- アンインストールは、HotFixなどの細かいファイルも含め、インストールした時の逆順に行うこと。「プログラムの追加と削除」を使ってアンインストする場合は、「更新プログラムの表示」にチェックを入れてHotFixまであぶり出すこと。
4. インストールファイルの入手
- Microsoft Expression - ホームのページ右の無償 Expression Interactive Designer March 2006 CTP のダウンロードからたどっていくとFree Trial - Microsoft® Expression® Interactive Designer March 2006 Community Technology Preview (CTP)にたどり着く。
Microsoft Expression Interactive Designer - 概要のページにちりばめられている「無償トライアル」のリンクからたどるとFree Trial - Microsoft® Expression® Interactive Designer January 2006 Community Technology Preview (CTP)にたどり着いてしまうので注意。 - 「WinFX Runtime コンポーネント - February CTP」は日本語のダウンロードページがある。
- 「Microsoft Expression Interactive Designer March 2006 Community Technology Preview (CTP)」には日本語のダウンロードページはない。英語版のみ。
- EID March2006CTPのダウンロードには、.NET PassportによるSignInが必要。
どういうわけかSleipnirではフルアクセスモードでもパスワードがはじかれる(何度もやっているうちに強制終了で落ちた)。IEからであればOK。 - 「.NET Framework2.0」「WinFXコンポーネント」「VisualStudio2005 Express Edition以上」があった方がいい、と書かれている。なぜだかはわからないけど。
VisualStudioソリューションとの連携まで試せるから、くらいの意味なのではないかと勝手に推測。
5. インストール手順
- winfxsetup.exeを実行。
- これはローダであり、起動すると20MBのインストーラ本体のダウンロードを始めるがびっくりしないこと。
- ダウンロードが終了すると「終了しました」と表示されたままインジケータがびくともしなくなるがびっくりしないこと。
- 数分~十数分ほっとくと「WinFX Runtime Components 3.0 Beta 2 が正常にインストールされました」と表示される。
- 「正常にインストールされました」の画面のインフォメーションで「この製品用の最新のServicePackおよびセキュリティ更新プログラムをダウンロードしてインストールすることを強くお勧めします。」などと言ってくるわけだが、「詳細については、以下のWebサイトを参照してください:Windows Update」のリンクをクリックするとMicrosoft Update(私のマシンの場合)のページでIEが起動される。
しかし更新プログラムの適用が必要かどうかを確認しても何も出てこない。 - では何もしなくていいかと思ったら、「正常にインストールされました」の画面のインフォメーション下方の「Windows Comminication Frameworkテクノロジが正常に動作するように、ここからホットフィックスをインストールすることを強くお勧めします。」のリンクをたどると、手動でダウンロード→インストールしなければならないファイルが5つも出てきた。
ちなみにこのダウンロードページは日本語ページへの切り替えが可能なので、ちゃんと日本語で全文を読んでおくことを強くお勧めする。しかし注意事項欄は英語のままなので、各自努力して読んでおくこと。わからなかったらそれはそれで実害はないような気もするが。
で、WCF(旧Indigo)用のHotFixなのでEID-WPFには要らんのではないかいと思うわけだが、入れといても困らないし、入れないどいて後で困ったりEWD(Windows Web Designer)までいじりたくなった時にこのページまでたどれるとは限らないかもしれないので念のためにダウンロード→インストールしておくこと。って必須ではないので、チャレンジャーな人は省略してもかまわない。のかもしれない。 - 上記5つのHotFixファイルは、ia64用/x64用/x86用、さらにサーバ/クライアントXP用に分かれるので、自分のマシンに合ったもののみダウンロードすること。
例えば私のマシンであればふつーに32bitXPマシンなので、「WindowsXP-KB897696-x86-JPN.exe」のみが対象となる。 - 上記5つのHotFixへのリンクはページが移動しないので、直接リンククリックで各ファイルをダウンロードできる。
- 上記5つのHotFixのインストールを開始する前にWinFXのインストーラを終了させておく。
インストール結果をフィードバック送信する(インストール最初の画面でオプションにチェックをつけていた場合)がびっくりしないこと。 - ダウンロードしたHotFixファイルを順にインストール。
自分のマシンのCPUに合わないタイプのHotFixファイルをダウンロード・インストール開始してしまった場合は、たぶん展開後に「update\update.exeは有効なWin32アプリケーションではありません」とか「インストールされているWindowsのバージョンは、インストールしようとしている更新に一致しません」とか表示され実行が中止されるので、間違っても悪影響はない。と思う。ia64/x64やサーバについてはどーなるのか私は試していないので、各々自己責任で間違うこと。 - 「WindowsXP-KB897696-x86-JPN.exe」の場合は復元ポイントが作成される。
インストール終了後に再起動を必要とするので、余計なアプリは起動しておかないなどそのへんに注意すること。 - InteractiveDesigner.msiを実行。
- 「Choose Setup Type」では、どれを選んでも大差はなさそうなこと。
試してはいないが、たぶんTypicalとCompleteでは同じインストール結果、CustomでもSamplesのインストを省略できる程度。 - 割とこちらはスムースに完了。インストーラ画面に「Completing the Microsoft Expression Interactive Designer March 2006 CTP Setup Wizard」と表示されればOK。
- Readme.txtは英語だが、新機能とか解決していない現状の問題などが記述されているので見ておいたほうがいいかも知れない。
後で見たいなら、デフォルトインストールで C:\Program FilesMicrosoft Expression\Interactive Designer\March 2006 CTP\Readme.txt がそれ。
6. 起動と実行
- [スタート]-[すべてのプログラム]-[Microsoft Expression]-[Microsoft Expression Interactive Designer March 2006 CTP]で起動できる。
- 起動しても反応がなく、マウスカーソルの砂時計も途中で消えるが、あせらずにそのまま数分放置していると起動される。
のは私のマシンが低スペックだからなのかMSILが初回にフルコンパイルかけてマシン語グローバルキャッシュを作っているせいなのはわからない。2回目以降は割りと遅くもなく起動するのはすでにGACにキャッシュが入っているからなのかシステムに直近のファイルがキャッシュされているからなのかもわからない。
不安であればタスクマネージャで"ExprID.exe"プロセスがあるかどうか確認すること。このプロセスがあれば初回起動で時間がかかっている、なければ起動途中で落ちたと考えられる。 - サンプルがいくつか添付されており、それなりにどんなことができる感じなのかは大体わかる。
つことで、今回はインスト→起動まで。
さて、ここからいろいろおもしろいことができる。といいなぁ。
注意:
本コンテンツの記述はすべて2006.04.24の調査に基づく。
CTPという性格上、記載している情報およびリンクはものすごいペースで古くなるので、決して鵜呑みにせず、一度最新情報を調査することをお勧めする。
参考:
エバンジェリストグループBlog:【Expression】MarchCTPがUSサイトにアップ
エバンジェリストグループBlog:WinFX FebruaryCTP開発環境を整える