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(52) Linuxに対するWindowsの優位性

長かった出張常駐生活も今月末を持ちまして強制終了となってしまい、喜んでいいんだか悲しむべきなのかよくわからないさるべーじですこんばんは。

しかも次の仕事場がどこになるかまだわかっていないといぅこの怖さ。

次はキミの街にお邪魔するかもしれません。


さて、GET THE FACTS ON WINDOWS AND LINUX
(↑リンク切れのためリンク削除 2006.03.19)

要は、「LinuxよりもWindowsの方がイイですぜ」、といぅマイクロソフトの主張なんですけれども。
言っていることのひとつひとつは、たぶん間違っちゃないんだろぅですけれども。

私にとってはこれ、10数年前DOS/V機が台頭してきた時のNECの主張をほうふつとしちゃうんですよね。


当時NECはDOS/V機の台頭に危機感を持ち、「PC98の方がイイですぜ」って主張キャンペーンを張ったんですよ。
確かあの時の主張としては「日本語の処理はPC98の方が高速」「日本語に対応しているソフトはPC98用のものの方が多い」ってことだったと覚えているんですけれども。
他にも何点かあったと思うけど、あまりにもこじつけめいたものは覚えてません。

結局この主張は、処理速度が気にならなくなるほどマシンスペックが高くなったことと、豊富な海外製ソフトが次々と日本語対応(もしくは日本語対応DOS/V機で動作)になっていったことで意味がなくなってしまいました。

決定打は、DOS/Vマシンの方が安かったことと、Windowsの普及でPC98とDOS/V機の差異がなくなってしまったこと。

この状況の変化に対して、自社製品に都合のいい論陣を張ったくらいじゃねぇ。

結局国内他メーカーに数歩遅れたタイミングでNECもDOS/V機を発売し始めました。

で、NECがそれで滅んだかといぅと、別に全然そんなことはなく。
今でも国内ではトップシェアを保っているといぅか返り咲いたといぅか。

結局、PC98の頃に培ったぶ厚い販売網とサービス(修理対応)体制がモノをいって。
「よく見かける、すぐに手に入る」「すぐに修理に出せる、きちんと直してくれる」安心感がブランド力をキープできたんだと私は思っています。

私は、ユーザはばかじゃない、と、心から、畏れを持って、思うんですよ。
「企業の言っていること」ではなく、「企業のやっていること」を肌で理解してくれている。
広告などで展開した変な主張に惑わされることなくNECを見限り、現場の人間が黙々と努力して実らせてきた部分を評価してくれたことが、現場にいた人間の一人として、誇らしくもあり恐ろしくもあるなぁと。

逆の好例が、あの某自動車会社の「言っていたこと(言わないでいたこと)」と「やっていたこと(やっていなかったこと)」。


さて、現在のWindowsとLinuxを比較して考えるに。

フロントエンドマシンとしては、まだまだ圧倒的にWindowsの方が優位です。
なんだかんだ言っても「むちゃな操作をしても(比較的)安定している」「買ってすぐ使える」「操作が統一されている、勉強しやすい」ってのはデカいです。

逆にLinux/UNIXのXウィンドウはどぅもこのへんが弱いです。
Xそのものが何種類もあり、「操作性」や「できること」がそれぞれ違う、ってのは、ワカってる人には選択肢が広がる状態なんでしょうけれども、一般には不安要素でしかないんですよ。
趣味の分野は置いといて。パソコンに興味もないし詳しくなる気もまったくないんだけれども仕事上必要だから使う、って圧倒的多数を占める人々にとっては、「今覚えたことが次の仕事(職場、転職先、派遣先)ではツカえないかもしれない」なんて状況では学習意欲も湧きゃぁしませんわね。

数年前から「Linuxは事務のお姉ちゃんが使えるレベルのフロントエンドマシンになりえるか?」といぅテーマでずーっと調査しているんですけれども。
受注生産ソフト開発末端プログラマとしては、どんなスペシャルなソフトを作っても、エンドユーザ側では事務員さんやパートさんが操作を担当するケースが圧倒的に多いといぅことは身にしみてますしね。そーいぅ方たちが安心簡単に使えるのでなければ、普及はしませんでしょ。
で、現時点までの結論では、「まだまだ無理」。OOoがイイ感じで育っているので、事務作業に関してはじきに「WindowsでもLinuxでも関係ないじゃん」といぅ状況になるかもしれないといぅ期待はありますが。
後は、WindowsそっくりのUIを持つXが出てきたらすごいかも。つかこれ、私が知らないだけですでにあるのではないかしら。

えー、ちょっと話が脇道にそれました。

今Linuxの優位性は、主にサーバとして見た時の、

  • 長時間の連続稼動時に安定している
  • 事実上ただで入手できる
  • 動作実績とノウハウが蓄積された各種ソフトが多数提供されている

あたりにあると思うんですが。
メディアの新らし物好き/判官びいきな取り上げ方をよっこすると、現実面としてはこんなもんでしょう。

ので、Linuxに対して優位を叫ぶのであれば、このLinuxの優位性を真っ向から否定できるようなメリットがMicrosoft側にほしいところだと思うわけです。

であれば、例えば。

Windowsのラインナップとは別の別系統の、安定性でLinuxを凌駕するようなサーバOSを提供してみるとか。

極端な話、構築さえ終わってしまえばほとんど操作することなく電源入れてほっとくだけのマシンなわけですから、もぅいっそWindows UIとか簡単便利な機能とか全部取っ払っちゃって。
なんだったらLinux用のソースからバイナリ作れるコンパイラまで用意しちゃって。
そのかわり全部全部コマンドライン操作ですよ、なOSでいいんだけどなぁ。
Windowsの操作性で管理作業とかしたければ、管理用のクライアントをぶらさげればいいって話ですし。

あと、Linuxサーバとも親和性を高め、「サーバを選ばないフロントエンドマシン」としての位置を磐石にするとか。

あ、これ、.NETがLinuxで動作すれば可能なのか。
あれ、なんだかこれ「すでにできる」だか「近いうちにできる」だか聞いたよぅな気がします。
調べてみよぅ。


そいえば、ひと頃のよぅな「Mac VS Win」の議論って、聞こえなくなって久しいですね。
時折置き火のようにぽっと鈍く光るのを見かけることはありますが。

Linuxはどぅなっていくのかなぁ。
個人的には、「充分飯の種になる」と判断できるまで様子見なんですけどね。

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