一冊、本を書きました。VBの入門本です。
ほんとうにほんとの、最初の一冊目にしてほしくて書いた本です。
実はこの本、VBのすべてを説明していません。最初のうちはそこまでやらないだろう、という中級~上級向けの機能については、まったく触れていないんです。
その代わり、VBの使い始めの頃にまよったり戸惑ったりしそうな部分に対しては、もーこれでもか?というくらいに具体的に詳しくしつこくくどく説明してあります。
普通の入門書が1行の説明で済ませそうなところまでサンプルプログラムを入力して動作確認しなきゃ許さない、ってくらいの勢いです。
プログラムなんて、自分で打ち込んで動作させて実感したものだけが身になるんだもの。この実感の積み重ねだけがプログラミングのセンスというか世界観というかなんかそのへんを作り上げていくんだもの。
そんな思いで実践と実感にこだわって書いたら、400ページの注文のはずが640ページ近くになってしまいました。並盛注文されたのに特盛を出してしまったような。盛りすぎた分はほとんどただ働きのような。いいやおいしく召し上がっていただければ。
VBが2005になった時に、MS本社のVB開発チームは「VBのソウルが帰ってきた!」と高らかに謳いました。それを聞いてから、私はずっとVBのソウルとは何かと考えていました。
この本は、私なりに出した「VBのソウル」に対する回答でもあります。
今回の執筆のお話をいただいた時にVBが2005だったのは僥倖でした。
無償で本物のVBを提供するというマイクロソフト社の英断も追い風でした。この本にも、無償版VBのCD-ROMが添付されています。
また、2006.11.17より、マイクロソフト社が日本語版MSDNバーチャルラボを開始しました。これを使うと、パソコンにインストールしなくてもWebブラウザ経由でVB2005を使うことができます。自分の自由になるパソコンがなくとも、インターネットにさえつなげることができれば、プログラミングを始めることができるんです。 →Visual Studio 2005 によるスマートクライアント開発
今回、心残りなのは、Myの説明を織り込めなかったことです。
MyはVB2005が強力な開発環境である大きな理由のひとつなのですが、クラスライブラリの知識を必要とします。さんざん悩んだんですが、今回は基本的にクラスライブラリへの言及は行わない、という大枠で始めた話でしたので、含めないこととしました。
しかし、VB2005はMyまで含めて「完全にVB6を追い抜いたおいしさ」となります。ファイルI/Oや設定保存の楽ちんっぷりったらもうってな感じです。
Myの入門編については、いずれ機会を得て書いてみたいと思っています。どこも受けてくれなければここに書いちゃえばいいや、とも思っています。
あー、あと、本サイトには「はじめてのVB2005」というカテゴリがあります。今回の執筆のお話をいただく前に手掛けていたんですが、なんか方向性がダブってしまったような気もします。
まぁいいやこっちはこっちで別の切り口でお話ししたいことはいくらでもあるんだ、ということで、互いに補完するような形で進めていきたいと思っています。