えーと。
Microsoftでは市井の技術者とかなんかそのへんに対して送るMicrosoft MVPというアワードがありまして。どんなもんなのかについてはこのへんをご覧いただくとして。
このアワードの特典のひとつとして、MVPだけが参加できるクローズドイベントJapan MVP Summitってのがありまして。
このイベントがどんなものかってのは、公式には2005年や2003年に開催された時のレポートを読んでいただくとイメージが湧くかなぁという気もしますが、私としては
Microsoftの中の人といろいろとしゃべっちゃえー
他のMVPな人とお友だちになっちゃえーという催しなんだと思っているわけです。
という催しに、4/22参加してきました。
私は今回、主にUX(ユーザーエクスペリエンス)回りをテーマにいろいろ話を聞くことにしました。つか自分自身のテーマがずっと「エンドユーザに使いやすいフロントエンドマシン」ですのでそんな切り口になるのではないかと。
となると、気になるのは「Expression Interactive Designer」と「Office2007」あたりなのでそのへんを中心に。
まずEID(Expression Interactive Designer:元Sparkle)回りなんですが。
製品として具体的に提示されているために私はEIDにばっかり着目していたんですが、どぅもコアの考え方はWinFX→WPF(Windows Presentation Foundation:元"Avalon")とXAML(eXtensible Application Markup Language:ザムル)みたいですね。
WinFXから派生するサブシステムというかフレームワークというか技術というかなモノには他にWCF(Windows Communication Foundation:元Indigo:Web用)とWF(Windows Workflow Foundation:以前はWWFだったけど今はWFと略記)なんかもあったり。
WCFについてはこのへん(うーん、あまりサマリとしてはいい資料ではないかも)、WFについてはこのへんをご参照ください。
現時点での私はあまりWeb系に興味がないので、WCFについてはツッコみません。また、WFについては情報が少なすぎてよくイメージが結べないので、もう少しいろいろ出てきたところで評価してみたいと思っています。
で、WPF。
EIDについては、WinFXの描画機能をプレゼンテーション機能として実装したらこうなっちゃった、みたいな雰囲気で今のところ捉えています。根底の技術が違うので、Flashキラーというイメージではあんまりないんですけど。うーん、対象となる技術者(デザイナー寄り)やソリューションという意味では同じパイになってしまうかもしれませんね。
最初に見せてもらった時にはVisualStudioとの連携という形だったので、私、次世代のWindowsFormデザイナのようなイメージで捉えていて。いぇ確かにXAML経由で流用はできそうな感じなのであながち間違いではないのかもしれませんが。
VisualStudio側には"Orcas"(現行の2005の次のVisualStudio)でWPFに即したXAMLを書ける"Cider"って機能が搭載予定で、単に次世代WindowsFormの生成なのであればこれだけでよさそうな。
EIDはもぅ少しデザイナーの考え方に即したツールで、基本的にはVisualStudioとは違うシーンでの使い方になりそうな気がします。もちろん連携は可能ですので分散開発という用途にも使われていくでしょうが、基本的にはEIDでクローズできる開発/デザインプロセスのイメージで捉えておいた方がいいみたい。
まぁこの棲み分けは私の現時点までの情報での推測ですので、今後提供されていく情報や実際に提供されてからのユースケースなどによってどんな流れになっていくのかを少し注意してみていこうと思います。
XAMLは、XMLベース・WPFやWCF(もかな?)の実装ソースを書けるマークアップ言語ということらしいんですが。実際にはイメージバイナリやタイムチャートなども含むので、テキストエディタなどで見るとエラいことになる、とても手記述なんか無理でしょーレベルの言語と言えば言語だけどさぁみたいな代物になってます。
私のイメージではVBのFormファイルをテキストエディタで見た時のような感触ですね。ちょっとした修正くらいならテキストエディタでも何とかなりそうですが、1から起こすなら専用のエディタなりビルダなりのお世話にならなければやってらんねぇぜレベルの。
Expressionシリーズと次期VisualStudioで相互に融通できる共通フォーマットのような感じで捉えています。
将来的に例えばPowerPointでも取り扱える状態になるかもとかFlashもXAMLへのエクスポート/インポート機能を持つようになるとそれぞれがシェアできる範囲が広がっておもしろいぞ、とかも夢想しますが、既にそんな動きがあって私が知らないだけなのかもしれませんし、逆に各々のコンセプトなり仕様上なりからありえない話なのかもしれません。
このへんもちょっと「予測」レベルまで話を固めるには情報が少なすぎますね。
WinFXそのものはWinXP上での動作も考えられているみたいですし、CiderもOrcasを待たず現行のVS2005上で動作するβがすでに提供されているようです(かな?^^;)。
なかなかキモチイイ動作をしますので、今から追いかけてみるのも楽しいかもしれません。
Introducing "Longhorn" for Developers
MS、Vista対応ビジュアルデザインツール「Cider」のプレビュー版を初公開
Windows Vista デベロッパー センター > ベータ版ダウンロード
デザイナーと開発者の円滑な共同作業が事業機会を拡大する--Microsoft Expression
エバンジェリストグループ Blog:WinFX SDK が新しくなって
エバンジェリストグループ Blog:WinFX January CTP 開発環境を整える
Office2007について。
いつの間にか(つかけっこう前から)サーバ系もOfficeに分類されるものが多くなってきてまして、そこらへんがこれからの目玉になっていくような雰囲気もあったんですが。
フロントエンドマシン、もっと言えばインターネットやネットワーク抜きの1台のマシンで何ができるか、に興味の焦点がある私としては、あまり積極的に追っかけていきたいとは思っていません。
ので、あくまでもスタンドアロンで使うOfficeとしての使い勝手を中心に話を聞いてみました。といっても、特にNDA(内緒にしとく話)を聞いたわけではなく、Webの情報で知ってはいたものの実際に見せていただいて
おぉ、ほんとにキモチイイぞこれと実感してきました、ってところです。
このキモチヨサについては細かい点を四の五の言ってもよく伝わらないような気がしますので、興味のある方はもうすぐ開始されるβ2テストプログラムに参加しておいた方がいいですよ。
ホントはWinVistaとの組み合わせで評価した方がいろいろおもしろそうなんですが、Vistaのパブリックβって提供予定ありましたっけ?msdn契約をされている方にはFebCTPまでは提供されていると思いますが。
Microsoft Office の新しいユーザー インターフェイスについてよく寄せられる質問
A discussion of what's new in Access 12
Microsoft Excel 2007 (nee Excel 12)
Microsoft Office の未来 : 次期リリースに関するお知らせ
ちょっと不安なのは、
WinFXにしてもOffice2007にしてもそうとう重そうだぞってところです。
CPUもさることながら、今回のスペックのキモはグラフィックカード(次点でメモリ量とHDDのI/O速度)になりそうですね。
なんぼ高スペックのグラフィックカードに差替えても、マザーボードとのI/Fがボトルネックになる可能性があり。そこらへんをなんとかしようとするとメモリやCPUまで込みでマザーボードの交換を視野に入れる必要があり。
お手持ちのマシンによっては全とっかえになってしまうかもしれません。私のマシンはなんかそんな感じになりそうで今からびくびくしていたりします。
じゃ今のうちに"Vista Ready"なマシンに取り替えとけばいいかというと、断言はできません。今流通している現物が全部βなので。
プログラム作ってるとよくあるんですが、主要機能の8~9割できあがって「よぅしいい感じだ」ってんで残りの1割とか主要じゃない何がしかを追加して製品として整えたとたんにパフォーマンスが激悪になったりするんです。
今回の一連も、製品版になるまでの過程のどこでいきなりどしっと重くなるか予断を許さないように思います。
まぁあせる必要もないので、VistaやOffice2007が正式にリリース