(1) インストール手順でもちらっと言及したんですが、EID(Expression Interactive Designer)March2006CTPとセットになるWinFXはFeb2006CTPなわけですが。
(1)ではランタイムのみのインストールでしたが、今度はVisualStudio2005用に開発環境をフルフルでインストールしてみようと思います。
で。
WinFXはマイクロソフトのサイト上での取り扱いがWinVistaとごっちゃになっていまして、はっきり切り離して考えにくい構成になっています。
本来WinFXはWinVista専用ではない独立した表示技術だと思うんですよ。確かWinXPSP2でも動作する予定ですし。だからこそCTPをWinXP2SP2で動作する状態で提供しているわけですし。
まぁ「WinVistaでの新しい表示表現WinFX!」なんてノリの営業戦略のような気もしますので深くは突っ込みません。
でも「WinFXβを入手したい」と考えた時に大変探しにくいのも確かです。とほほ。
気を取り直して。
WinFX Feb2006CTPは、Windows Vista デベロッパー センターのベータ版ダウンロードのページから入手できるようになっています。
お決まりの「以前のバージョンのベータや CTP をインストールしている場合は、Prerelease WinFX Runtime コンポーネントUninstall Toolページのツールをダウンロードしてアンインストールしてください」ってのがありますが、めんどくさいので説明は避けます。ガンバってください(^^;)。
追加のリリースノートってリンクもありまして、こちらのページではシステム必要条件がEIDのものよりかなり低めに見積もられています。
本来動作環境よりも開発環境の方がデバッグのための負荷やらなんやらで重めになるので、同等以上のスペックが必要だと思うんですが。
あるいはWinFX Feb2006CTPの提供開始時からEID March2006CTPの提供開始時までの間に、必要なスペックに変更があったのかもしれません。
ほーらどんどん重くなってきた、って感じですね。提供開始までにもう少し重くなりそうな気もします。
他にもリリースノートには、CTPの各種エラー発生時への対処や「現状認識している問題」(要は未解決:「こーいぅバグがあるのはこっちでもわかっているけどそのまま提供しちゃっているからね。CTPだし」ってこってす)もたくさん書かれていますので、ひととおり目を通しておいた方がイタい目に遭いにくくなります。
さて、
WinFX アプリケーションの開発と実行を行いたいならとして必要とされているコンポーネントは以下のとおりです。
- WinFX Runtime コンポーネント
- Visual Studio 2005(Express Edition以上)
- Windows SDK
- Visual Studio Code Name "Orcas" CTP WinFX Development Tools
- Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation
これらを
この順番でインストールしてくださいといぅことになっているわけですが。
いゃいゃもともとEID/WPFに手を出す前にVB Expはインストールしちゃっていますよ?
たまたま今回はWinFX Runtime→C# Expの順でインストールしましたけれども、VB Expではまともに動かないかもしれないってことですかい?
いきなり不安になってきましたが、まぁとりあえずやってみよぅかと。
最悪全部アンインストール→手順どおりにインストールは動作に不具合が起こってからでもいいやー、とちょっとここでは私がチャレンジャーに。
Windows SDKのリンク先の正式名称は「Microsoft® Windows® Software Development Kit (SDK) for the February 2006 Community Technology Preview (CTP) for Windows Vista and WinFX Runtime Components」、ダウンロードサイズは6KB~1919.6MBってデカっ。
「Download size depends on selected download components.」(ダウンロードサイズは選択託されたダウンロードコンポーネントに依存します。)との注釈が付いています。
つことは、「別途WindowsSDKが必要で、このページからダウンロードできるのはWinFX対応の差分」というわけではなさそうですね。どうやらこのページだけでWinFXに必要な追加分/差替分を含め、フルセットのWindowsSDKを入手できそうな気配です。
[Continue]ボタンクリック→暗い黄色から青のページに切り替わり(この中間に、「正規のWindowsを使用しているか」のチェックが入ります:私のマシンは既に確認取れているのでスルーされました)、「Download files below」のリンクでページ下方にジャンプすると、ダウンロード可能なファイルが「DVD isoイメージ(フルセット)」、「Setup.exe(Webインストーラ)」、「WindowsSDK_Readme_FebCTP.htm(ReadMe文書)」と3つ出てきました。
「The links in this section correspond to separate files available in this download. Download the files most appropriate for you.」(このセクションのリンクは、このダウンロードで利用可能なファイルをいくつかに分けています。あなたにとってもっとも適切なファイルをダウンロードしてください。)とのことなので、めんどくさがりの私はSetup.exe(Webインストーラ)をいきなり実行してみました。
リンクの直接クリック→[実行]を選択、で「セキュリティの警告:このソフトウェアを実行しますか?」ダイアログ。
[実行する(R)]を選択→「Microsoft Windows SDK Setup Wizard」が表示されればひとまずインストールの開始は成功です。
[Next >]→「End User License Agreement」
[I Agree]を選択→[Next >]→「Installation Options」
まぁこのへんはお好みで。
私はx86マシンC++回りは今回は要らないので、
- Documentation
- Samples
- Tools, C/C++ Compilers, Headers and Libs
- FxCop
- Monad
- Debugging Tools for Windows
- Win32 and WinFX Desktop Tools
をチョイスしてみました。
C/C++コンパイラを要らないっていうならサンプルも要らないとは思うんですが、まぁもしWPF回りのがあったらもったいないので。ここはものすごく重いので、さほど興味のない方は選択しなくても差し支えありません。
またFxCopやMonadも要らないはずですが、このへんはノリで。ツールは何入っているのかよくわからないのでくれるもんはもらっとけレベルの貧乏根性で。
で、[Next >]→「Begin Installation」→[Next >]→「Installation Progress」と。
これでなんかごさごさとダウンロード→インストール作業開始、となります。
終わったところ。2時間以上かかりました。ふぅ。
[Finish]。
次。
Visual Studio Code Name "Orcas" CTP WinFX Development Toolsのリンク先の正式名称は「Microsoft Visual Studio Code Name “Orcas” Community Technology Preview - Development Tools for WinFX®」、ダウンロードサイズは3.7MB。
ちなみにEIDと対を成すVS用WPFの実装(コードネーム"Cider")は、この中でインストールされます。
これも[Continue]ボタンクリック→暗い黄色から青のページに切り替わり、今度は[Continue]ボタンが[Download]ボタンに取り変わります。
[Download]ボタンクリック→「セキュリティの警告」ダイアログで[実行(R)]→「セキュリティの警告:このソフトウェアを実行しますか?」ダイアログで[実行する(R)]→「Welcome to the Microsoft Visual Studio Code Name "Orcas" Community Technology Preview - Development Tools for WinFX Setup Wizard」が表示されればインストールの開始成功。
[Next >]→「License Agreement」
[I Accept]を選択→[Next]→「Confirm Installation」
[Next >]→「Installing Microsoft Visual Studio Code Name "Orcas" Community Technology Preview - Development Tools for WinFX」
でインストール開始。
数分後、IEで「Welcome to the release notes for the February CTP Release of the Microsoft Visual Studio Code Name "Orcas" Community Technology Preview - Development Tools for WinFX®!」Webページが表示されます。
後で読み直したい場合は「(VS8のパス)\WinFXReadme.htm」。特にインストール先を指定できる画面はなかったので、たぶん強制的にこのパスに入るはずです。私のマシンでは「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\WinFXReadme.htm」でした。
で終わったかと思ったらこれがフェイント、インストーラはインジケータを振り切ったまんまの状態で、エラい勢いでなんか処理しています。
タスクマネージャで「MSIxxx.tmp」(直接[実行(R)]を選択しているので)が存在していたらまだ大丈夫、正常に動作中ですのでじっと我慢します。
このへんCPU使用率が100%近くなりますので、画面の動作から何から「システムリソース使い切ってもうじきシステムエラーになるって状態の前兆か!?」と怯えたくなるほど反応がもっさりしますが、じっと我慢します。
そうこう我慢しているうちにいきなりインストーラ画面のインジケータが真っ白になり真っ青になり、唐突に「Installation Complete」。
[Close]。
3つ目。
Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundationのリンク先の正式名称は「マイクロソフト プレリリース ソフトウェア WinFX® Runtime コンポーネント - February Community Technology Preview (CTP) 用 Microsoft® Visual Studio® 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2」、これだけは日本語ページからの提供、つか日本語版ですねこれ。ダウンロードサイズは64.8MB。
これはもういきなり[ダウンロード]ボタンになっていますのでそいつをクリック→「セキュリティの警告」ダイアログで[実行(R)]→「セキュリティの警告:このソフトウェアを実行しますか?」ダイアログで[実行する(R)]→「Visual Studio® 2005 Extentions for Windows® Workflow Foundation [Beta2]」が表示されればインストールの開始成功。
[インストール:Visual Studio 2005 Extentions ふぉr Windows Workflow Foundation](文字列がそのままリンクになっています)をクリック→「使用許諾契約書」
「はい、使用許諾契約書に同意します(Y)」オプションを選択し、[次へ(N) >]→「コンポーネントのインストール」
なんかVisual Studio 2005 デザイナの説明で「この機能の少なくとも1つの必要なコンポーネントがインストールされていません」などとちょっと不安になるようなことが書かれていますが、ここまでやれることはちゃんと順番にやってきたはず、もっと自分を信じて!とかなんとか自分をごまかしながら先へ進みます。
コンポーネントの選択をこれ以上いじるとなんかおかしくなりそうなのでデフォルトのまま(「Windows Workflow Foundation SDK」と「Windows Workflow Foundation デバッガ」がチェック、「Visual Studio 2005 デザイナ」がグレー)の状態で[次へ(N) >]→「概要」
…うーん、やっぱりSDKとデバッガしかインストールされそうもなさそうな雰囲気ですね。
自分をだまして生きてきたのが裏目に出たか?
でもこれ、ダウンロードし直しても、自動展開Zipを手動でほどいてから実行しても、同じ状態になるんですよね。
いったんあきらめて[インストール(I)]→「インストールの進行状況」
でまぁインストールは始まるんですけれども。
でもって先ほどと同じように、Remote Debuggerのあたりでむちゃくちゃ重くなるんですけれどもじっと我慢。15分ほどで完了。
で、[完了]をクリック。
うーん、やっぱりデザイナがインストールできません。
インストール後にもう一度インストーラを起動→[修復]を選択してもデザイナはグレーのままですし。
くやしいのでいろいろあがいていたら、マイクロソフト プレリリース ソフトウェア WinFX® Runtime コンポーネント - February Community Technology Preview (CTP) 用 Microsoft® Visual Studio® 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2ページ下方にある「関連リソース:リリース ノート」のリンク先「Microsoft Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2 Readme」ページの「ソフトウェア要件:その他のソフトウェア要件」に、
Microsoft® Visual Studio® 2005 (Express Edition を除くすべてのエディション)
ってあんた(T-T)
EIDの要件がExp.Edあり→WFPをVS側でも開発したいならSDK/Orcas/WF:Exp.Edあり→WFはExp.Edなしだとは、さすがCTP。あなどれねぇ。
ってよく考えたらWFはWPFには必要ないんだよなぁ。
間にいっぺんWinFXってWCF/WPF/WFの集合体みたいな奴が絡むので話がこんがらかっているだけなのかもしれません。
ちょっとおもしろくありませんが、WFは後日改めてExp.EdでないVSが入っている環境で試してみることにしましょう。
で、肝心かなめの
C#はWPFに対応できたのか?なんですが。
とりあえず[新しいプロジェクト]で
プロジェクト内の「新しい項目」で
でテンプレートくらいは入っていることを確認。
当初の目的だった「セキュリティ警告」ダイアログも表示されなくなりました。ここらへんはおっけー。
では、VBはどうか。同様に[新しいプロジェクト]で
プロジェクト内の「新しい項目」で
…って、よく考えたら「入れたからって何ができるか知らない」んですよね私。
xamlのエディットは相変わらずXMLエディタですし…上記のWFデザイナインストール不可と関係があるのかなぁ。
このへんはExp.EdでないVS環境でもう一度試してみないとわかんないすね。
おまけ。
どぅもVBは他言語にくらべてWinFXへの対応が弱いらしく。
「Microsoft Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2 Readme」ページから拾ったVBの制限をちょっとメモしておきます。
- Visual Basic のみインストールされたコンピュータで WebService としてワークフローを公開できない
- Visual Basic の文字列定数がアクティビティ デザイナで正しく解析されない
- アクティビティ デザイナで Visual Basic のコード条件を昇格できない
- Visual Basic で入れ子になったカスタム アクティビティの基本型を変更すると、ビルド エラーが発生する
- Visual Basic のみインストールされている場合に、ワークフロー デザイナでプロパティとして表示されるメソッドの引数を設定できない
- Visual Basic® がインストールされている場合に限り、コード分離ワークフローの基本クラスを変更できない
- WebService Visual Basic サンプルでコンパイル エラーが発生する
- Visual Basic プロジェクトでカスタム アクティビティをワークフローに追加してから、そのワークフローの名前を変更すると、致命的なエラーが発生する
- Visual Studio で Visual Basic 開発設定を使用できない
対処とか、VBに限らない共通の問題点については、上記ページを参照してください。
また、今回の目的であるWPFではありませんが、WCF/WFの現時点での問題点は「マイクロソフト プレリリース ソフトウェア WinFX Runtime コンポーネント (February CTP Build)」ページにひととおり書いてありますので、こちらも参照しておくとWinFX全体を調べておきたい方には吉かと。
ふぅ。