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2006年05月26日

(5) WPF マイクロソフト公式オンデマンドセミナー

えーと、自分でもこんがらがってきたので、まずちょっと整理。

  • WPF(Windows Presentation Foundation)
    XAMLを解釈する表示エンジンと、その裏でロジックの動作を担当するマネージドコードフレームワークの構成からなる次期Windowsの表示技術。
    別にVista専用ではなく、WPFモジュールをインストールすればXPでの利用も可能。
    WPF自体はDirectXと同様に、インストールすればWPF技術を使用したアプリが動作可能になるランタイムみたいなものと把握しておけばイメージしやすい。
    DirectXにDirectX対応ゲームがあるように、WPFはWPF技術を採用したアプリが必要。

  • WPF/E(Windows Presentation Foundation Everywhere)
    WPFのサブセット。
    WPFのうちXAMLの表示エンジン(のサブセット版?)部分を実装し、XAMLをPDAや他プラットフォームなどまでを対象に動作可能にさせる技術…らしい。
    名称だけが露出していて、開発手法や動作プラットフォームの詳細は現時点ではまだ明らかにされていない。
    つかまだ概念レベルで、商売上も技術上もまだ固まってないと見ておいていいか。

  • EID(Expression Interactive Designer)
    WPFアプリを、XAMLの記述(つか操作としてはUX≒Formデザイン)に重きを置いて作成する開発ツール。裏ロジックの記述をどこまで書けるようにするかについてはまだ腰の座っていないような印象を受ける。
    XAMLによる表示系をEIDで徹底的に作りこんで、裏ロジックがややこしい時はプロジェクトごとCider+VS2005(or Orcas:次期VS)に読み込んでさらに作り込んでいく、ような使い方か。

  • Cider
    VS2005の拡張機能として提供されるXAMLエディタ。
    Windows/Web FormエディタのようなXAML Formエディタだと思えばいいか。
    EIDと比較して機能的/性能的にどうなのかとか具体的な部分については情報が少ない(つか見たことない)。CTPの配布は始まっているので、気になるんなら自分でイジってみればいいんだけど、暇が作れなくって現在絶賛放置中(;-;)。

これは現時点での私の中での理解なので、間違ってたり今後変わっちゃったりする可能性特大であることにお気をつけ。

という前提で、このへんが気になる方は見といた方がいいんではないかいというWebCastが提供されました。

第1回ベータエクスペリエンスセミナー
Live Meetingオンデマンド

見といて損はないかもしれません。

オンデマンドと言えどマイクロソフトの公式な無償セミナーなので、固有のイベントIDが振られてあって、イベントへの参加登録をしないと見れません。で、参加登録にはWindowsLiveID(旧.NET Passport)が必要です。

そのへんよくわかんない方は、Hotmailのフリーメールアドレスをひとつ取得→自動的にWindowsLiveIDが発行されます。WindowsLiveIDだけ独自に取るより手続きも簡単で制限も少ないす。
私は@niftyのアドレスでWindowsLiveID取っちゃったので、βとか参加できない場合があって非常にめんどくさい思いをしています。

元ネタはHiroyasu Kitagawa's Blog第1回 ベータ エクスペリエンス セミナー: WPFより。毎度お世話になっておりますm(_ _)m。

2006年04月26日

(4) VS ExpではWinFXはツカえない(今んとこ)

(3) WinFX Feb2006CTP インストール

xamlのエディットは相変わらずXMLエディタですし…上記のWFデザイナインストール不可と関係があるのかなぁ。
このへんはExp.EdでないVS環境でもう一度試してみないとわかんないすね。
などとボヤいてみたんですが。

どーも納得しとかんと腹のすわりが悪いので、いろいろ調べてみました。

で、たどり着いたのが米国MSDN Forums、トップからMSDN Forums » Software Development for Windows Vista » WPF Designer("Cider")とたどってった先のDesigner not showing up(デザイナが表示させません)スレッド。

この中でWinFX_Girl(Carla)さんが2006.02.03 PM6:01(UTC)に

I try load a Cider XAML project in VB2005 Express.
If i run the project, works fine!, but i cant view the scene in design mode (In Visual Studio). I can´t view the design button of my XAML scene, only view the XAML code.

What its wrong?
VB2005ExpでCider XAMLプロジェクトをロードしてみたの。
実行させてみたらちゃんと動く!けど、(VSの)デザインモードではその画面を見ることができないのよ。XAML画面のデザインボタンが見えなくって、XAMLコードが表示されるだけ。

何が悪いの?
と質問。

それに対してmsft(MS米国本社)のmgoertz(Marco)さんが2006.02.06 PM3:54(UTC)に

Carla,
You need at least the Standard Edition of Visual Studio 2005. The Visual Designer for WPF is not currently supported on the Express Editions of Visual Studio 2005.
カルラ、
君にはVS2005Std以上のEditionが必要だ。WPF Visual Designerは今のところVS2005Expをサポートしていないんだよ。
と、明確というかバッサリというかな回答が付いていました。

がびーん。

また仲間外れかよExp.Ed。

WFデザイナもダメだったしなぁ、てゅうかExp.Edではエディタを追加するあらゆる方法がフサがれているんではないのか?という気がしてきました。アドインもダメ、マクロもダメでしょ。

もしホントに全フサがりなんであれば、プロジェクトや項目のテンプレートだけ提供されてもあまり意味がないんですよね。
「XAMLはXML拡張なんだからテキストエディタ/XMLエディタで入力できるじゃん」って言われれば確かに不可能ではありませんけど、文法エラーがあると有無を言わせずただオチるXMLパーサの上で、イメージバイナリまで手でエンコードして埋め込むなんて芸当、現実的には無理でしょう。

EID(Expression Interactive Designer)でXAMLプロジェクト作ってVBExpでコード追加、XAML側に修正が必要な場合はまたEIDに戻って作業というピンポン状態で作っていくことになりますか。でもなんとなくEIDよりVS/VBStdの方が安く入手できるような気がします。

WinFXはWinForm/Webアプリの今後の主流になっていくのではないか?と思っている私(もちろんこの推測がただの勇み足の可能性も十分にありますが)からすると、

WinVista/WinFX→VisualStudio"Orcas"(仮)と正式に提供を開始されていく中で、VSExpはほとんど使い物にならなくなっていくのではないか。
OrcasがExp.Edを持つとは限らないんだし。
てことは、先日の「Exp.Edを継続的に無償提供!」とかいうアナウンスも、ライフサイクルよりも先に事実上の寿命が来ることを見越してなのか?
などという邪推も頭の中にワイてきて。

…えー、同じくWPF Designer("Cider")フォーラムのInstalling Ciderの中で、

Senkwe Chandaさん 2005.12.21 AM07:04(UTC)

Is it safe to assume that Cider won't be supported on the Express versions of Visual Studio?
CiderはVS2005Expをサポートしないと考えておいた方がいいすか?

chadrさん/msft 2005.12.21 PM07:28(UTC)

Good question! The System Requirements on the "Orcas" download page mention that at this time the Express editions are not supported for Cider. Other aspects of the WinFX Development Tools CTP, such as the XSD and templates and project system extensions, are supported on Express. We're examining whether we can support Express editions with Cider within the next couple of CTPs.
いい質問だね!
"Orcas"ダウンロードページのシステム要件では、今のところCiderはExp.Edをサポートしていないと記述しているんだよ。
WinFX Development Tools CTPのほかの部分、XSD・テンプレート・プロジェクトシステム拡張機能などはExp.Edでもサポートしているんだけどね。
今、今後のCTPの中でCiderがExp.Edをサポートできないか調べているところなんだ。

うーんと、これはまだ「あきらめきるにはまだ早い」ってことなんでしょうかね。

実際には上記のやり取りの後でJanCTP、FebCTPと出てきてまして、でもMicrosoft Visual Studio Code Name “Orcas” Community Technology Preview - Development Tools for WinFX®の"System Requirements"には

*Note: The Visual Designer for WPF is not currently supported on the Express Editions of Visual Studio 2005.
*注: WPF Visual Designer(Cider)は今のところVS2005Expをサポートしていない。
と注釈されっぱなしなんですよね。

で、どうもCiderチームのメイン(オフィシャルでないところがまたびみょー)のアナウンスはChannel9Cider Wikiで行われているようで。
ここのFebruary CTP Release Notesページでは、

Note: The February CTP does not work with Express editions of Visual Studio 2005. We are considering this for later CTPs.
FebCTPはVS2005Expでは動作しない。私たちは今後のCTPでこれを検討している。
ってまだあきらめてないぜってアナウンスが。

でもこのページ、上述のchadrさんが書いてるんじゃん!

なんだかExp対応にアツい想いを持っているのがCiderチーム全体なのかchadrさんなのかわからなくなってきました。
にしても今はこの情報にすがるしかないわけで。

ガンバれchadrさん!
Expユーザのために!

ととりあえずエールを送っときます。

EID/WFP/Ciderの調査はしておきたいので、本カテゴリのコンテンツは今後しばらくVB2005TSで行わざるを得ませんが、Expへのアンテナも張っとくことにします。
で、ほんとにExpに対応したぜっ!なんてアナウンスがあったら、内容の差替えも含めて改めてExpを基にしたコンテンツにさせていただくということでひとつ。

ガンバれ Visual Basic 2005 Express Edition !!

2006/11/23、その後。

MSDN ForumのWPF and CIder with Visual Basic ExpressでMark Boulterさんが

The current Cider CTPs are not supported on Visual Basic or C# Express. You need to have on of the other editions of Visual Studio. Orcas CTPs of Cider will support the Express products and we will ship Express products with Cider in them.
今のCider CTPはVB/C# Expressをサポートしていない。あなたにはVSの他のエディションが必要だ。OrcasのCider CTPはExpress製品をサポートするつもりだ、Ciderを含んだExpress製品としての出荷となるだろう。

と言っているのが2006/10/19。まだ望みは捨てなくていいのかなぁ。

でもその後、WCF & WPFの2006/11 CTPでは「VB、C#、VWD Expressをサポートしている」と言いながら「でもVisual Designerは現時点でサポートしていない」ってそこがキモじゃぁないですかってのに。

つまりはOrcasのラインナップが決定するまでわからん、ということでしょうかね。
どだい、今の無償ExpressがOrcasになった時にどーいぅ扱いになるのかいまんとこわかんないわけですし。Orcas Expressが出る保証はありませんし、出てもWPFのVisual Designerまで組み込まれているかもわかりませんし(組み込んで出荷する、とBouさんは言っているわけですが)、組み込まれたとしても無償提供ではなくなってしまうかもしれません。

Orcas自体は来年のWinVista一般販売開始の時期から数カ月遅れたくらいのタイミングで出てくるのではないかと踏んでいるんですが、それまではまだまだ手に汗握りっぱなしかもしれません。

2006年04月25日

(3) WinFX Feb2006CTP インストール

(1) インストール手順でもちらっと言及したんですが、EID(Expression Interactive Designer)March2006CTPとセットになるWinFXはFeb2006CTPなわけですが。

(1)ではランタイムのみのインストールでしたが、今度はVisualStudio2005用に開発環境をフルフルでインストールしてみようと思います。



で。

WinFXはマイクロソフトのサイト上での取り扱いがWinVistaとごっちゃになっていまして、はっきり切り離して考えにくい構成になっています。

本来WinFXはWinVista専用ではない独立した表示技術だと思うんですよ。確かWinXPSP2でも動作する予定ですし。だからこそCTPをWinXP2SP2で動作する状態で提供しているわけですし。

まぁ「WinVistaでの新しい表示表現WinFX!」なんてノリの営業戦略のような気もしますので深くは突っ込みません。
でも「WinFXβを入手したい」と考えた時に大変探しにくいのも確かです。とほほ。

気を取り直して。

WinFX Feb2006CTPは、Windows Vista デベロッパー センターベータ版ダウンロードのページから入手できるようになっています。

お決まりの「以前のバージョンのベータや CTP をインストールしている場合は、Prerelease WinFX Runtime コンポーネントUninstall Toolページのツールをダウンロードしてアンインストールしてください」ってのがありますが、めんどくさいので説明は避けます。ガンバってください(^^;)。

追加のリリースノートってリンクもありまして、こちらのページではシステム必要条件がEIDのものよりかなり低めに見積もられています。
本来動作環境よりも開発環境の方がデバッグのための負荷やらなんやらで重めになるので、同等以上のスペックが必要だと思うんですが。
あるいはWinFX Feb2006CTPの提供開始時からEID March2006CTPの提供開始時までの間に、必要なスペックに変更があったのかもしれません。
ほーらどんどん重くなってきた、って感じですね。提供開始までにもう少し重くなりそうな気もします。

他にもリリースノートには、CTPの各種エラー発生時への対処や「現状認識している問題」(要は未解決:「こーいぅバグがあるのはこっちでもわかっているけどそのまま提供しちゃっているからね。CTPだし」ってこってす)もたくさん書かれていますので、ひととおり目を通しておいた方がイタい目に遭いにくくなります。



さて、WinFX アプリケーションの開発と実行を行いたいならとして必要とされているコンポーネントは以下のとおりです。
  1. WinFX Runtime コンポーネント

  2. Visual Studio 2005(Express Edition以上)

  3. Windows SDK

  4. Visual Studio Code Name "Orcas" CTP WinFX Development Tools

  5. Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation
これらをこの順番でインストールしてくださいといぅことになっているわけですが。

いゃいゃもともとEID/WPFに手を出す前にVB Expはインストールしちゃっていますよ?
たまたま今回はWinFX Runtime→C# Expの順でインストールしましたけれども、VB Expではまともに動かないかもしれないってことですかい?

いきなり不安になってきましたが、まぁとりあえずやってみよぅかと。
最悪全部アンインストール→手順どおりにインストールは動作に不具合が起こってからでもいいやー、とちょっとここでは私がチャレンジャーに。



Windows SDKのリンク先の正式名称は「Microsoft® Windows® Software Development Kit (SDK) for the February 2006 Community Technology Preview (CTP) for Windows Vista and WinFX Runtime Components」、ダウンロードサイズは6KB~1919.6MBってデカっ。
「Download size depends on selected download components.」(ダウンロードサイズは選択託されたダウンロードコンポーネントに依存します。)との注釈が付いています。

つことは、「別途WindowsSDKが必要で、このページからダウンロードできるのはWinFX対応の差分」というわけではなさそうですね。どうやらこのページだけでWinFXに必要な追加分/差替分を含め、フルセットのWindowsSDKを入手できそうな気配です。

[Continue]ボタンクリック→暗い黄色から青のページに切り替わり(この中間に、「正規のWindowsを使用しているか」のチェックが入ります:私のマシンは既に確認取れているのでスルーされました)、「Download files below」のリンクでページ下方にジャンプすると、ダウンロード可能なファイルが「DVD isoイメージ(フルセット)」、「Setup.exe(Webインストーラ)」、「WindowsSDK_Readme_FebCTP.htm(ReadMe文書)」と3つ出てきました。

「The links in this section correspond to separate files available in this download. Download the files most appropriate for you.」(このセクションのリンクは、このダウンロードで利用可能なファイルをいくつかに分けています。あなたにとってもっとも適切なファイルをダウンロードしてください。)とのことなので、めんどくさがりの私はSetup.exe(Webインストーラ)をいきなり実行してみました。

リンクの直接クリック→[実行]を選択、で「セキュリティの警告:このソフトウェアを実行しますか?」ダイアログ。
[実行する(R)]を選択→「Microsoft Windows SDK Setup Wizard」が表示されればひとまずインストールの開始は成功です。

EID03-01.png

[Next >]→「End User License Agreement」

EID03-02.png

[I Agree]を選択→[Next >]→「Installation Options」

EID03-03.png

まぁこのへんはお好みで。
私はx86マシンC++回りは今回は要らないので、

  • Documentation
    • Win32

    • WinFX

  • Samples
    • Win32

    • WinFX

  • Tools, C/C++ Compilers, Headers and Libs
    • FxCop

    • Monad

    • Debugging Tools for Windows

    • Win32 and WinFX Desktop Tools
をチョイスしてみました。

C/C++コンパイラを要らないっていうならサンプルも要らないとは思うんですが、まぁもしWPF回りのがあったらもったいないので。ここはものすごく重いので、さほど興味のない方は選択しなくても差し支えありません。
またFxCopやMonadも要らないはずですが、このへんはノリで。ツールは何入っているのかよくわからないのでくれるもんはもらっとけレベルの貧乏根性で。

で、[Next >]→「Begin Installation」→[Next >]→「Installation Progress」と。

これでなんかごさごさとダウンロード→インストール作業開始、となります。

EID03-04.png

終わったところ。2時間以上かかりました。ふぅ。

EID03-05.png

[Finish]。



次。

Visual Studio Code Name "Orcas" CTP WinFX Development Toolsのリンク先の正式名称は「Microsoft Visual Studio Code Name “Orcas” Community Technology Preview - Development Tools for WinFX®」、ダウンロードサイズは3.7MB。
ちなみにEIDと対を成すVS用WPFの実装(コードネーム"Cider")は、この中でインストールされます。

これも[Continue]ボタンクリック→暗い黄色から青のページに切り替わり、今度は[Continue]ボタンが[Download]ボタンに取り変わります。

[Download]ボタンクリック→「セキュリティの警告」ダイアログで[実行(R)]→「セキュリティの警告:このソフトウェアを実行しますか?」ダイアログで[実行する(R)]→「Welcome to the Microsoft Visual Studio Code Name "Orcas" Community Technology Preview - Development Tools for WinFX Setup Wizard」が表示されればインストールの開始成功。

EID03-06.png

[Next >]→「License Agreement」

EID03-07.png

[I Accept]を選択→[Next]→「Confirm Installation」

EID03-08.png

[Next >]→「Installing Microsoft Visual Studio Code Name "Orcas" Community Technology Preview - Development Tools for WinFX」

でインストール開始。

EID03-09.png

数分後、IEで「Welcome to the release notes for the February CTP Release of the Microsoft Visual Studio Code Name "Orcas" Community Technology Preview - Development Tools for WinFX®!」Webページが表示されます。
後で読み直したい場合は「(VS8のパス)\WinFXReadme.htm」。特にインストール先を指定できる画面はなかったので、たぶん強制的にこのパスに入るはずです。私のマシンでは「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\WinFXReadme.htm」でした。

で終わったかと思ったらこれがフェイント、インストーラはインジケータを振り切ったまんまの状態で、エラい勢いでなんか処理しています。
タスクマネージャで「MSIxxx.tmp」(直接[実行(R)]を選択しているので)が存在していたらまだ大丈夫、正常に動作中ですのでじっと我慢します。

このへんCPU使用率が100%近くなりますので、画面の動作から何から「システムリソース使い切ってもうじきシステムエラーになるって状態の前兆か!?」と怯えたくなるほど反応がもっさりしますが、じっと我慢します。

そうこう我慢しているうちにいきなりインストーラ画面のインジケータが真っ白になり真っ青になり、唐突に「Installation Complete」。

EID03-10.png

[Close]。



3つ目。

Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundationのリンク先の正式名称は「マイクロソフト プレリリース ソフトウェア WinFX® Runtime コンポーネント - February Community Technology Preview (CTP) 用 Microsoft® Visual Studio® 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2」、これだけは日本語ページからの提供、つか日本語版ですねこれ。ダウンロードサイズは64.8MB。

これはもういきなり[ダウンロード]ボタンになっていますのでそいつをクリック→「セキュリティの警告」ダイアログで[実行(R)]→「セキュリティの警告:このソフトウェアを実行しますか?」ダイアログで[実行する(R)]→「Visual Studio® 2005 Extentions for Windows® Workflow Foundation [Beta2]」が表示されればインストールの開始成功。

EID03-11.png

[インストール:Visual Studio 2005 Extentions ふぉr Windows Workflow Foundation](文字列がそのままリンクになっています)をクリック→「使用許諾契約書」

EID03-12.png

「はい、使用許諾契約書に同意します(Y)」オプションを選択し、[次へ(N) >]→「コンポーネントのインストール」

EID03-13.png

なんかVisual Studio 2005 デザイナの説明で「この機能の少なくとも1つの必要なコンポーネントがインストールされていません」などとちょっと不安になるようなことが書かれていますが、ここまでやれることはちゃんと順番にやってきたはず、もっと自分を信じて!とかなんとか自分をごまかしながら先へ進みます。

コンポーネントの選択をこれ以上いじるとなんかおかしくなりそうなのでデフォルトのまま(「Windows Workflow Foundation SDK」と「Windows Workflow Foundation デバッガ」がチェック、「Visual Studio 2005 デザイナ」がグレー)の状態で[次へ(N) >]→「概要」

EID03-14.png

…うーん、やっぱりSDKとデバッガしかインストールされそうもなさそうな雰囲気ですね。

自分をだまして生きてきたのが裏目に出たか?

でもこれ、ダウンロードし直しても、自動展開Zipを手動でほどいてから実行しても、同じ状態になるんですよね。

いったんあきらめて[インストール(I)]→「インストールの進行状況」

EID03-15.png

でまぁインストールは始まるんですけれども。
でもって先ほどと同じように、Remote Debuggerのあたりでむちゃくちゃ重くなるんですけれどもじっと我慢。15分ほどで完了。

EID03-16.png

で、[完了]をクリック。

うーん、やっぱりデザイナがインストールできません。
インストール後にもう一度インストーラを起動→[修復]を選択してもデザイナはグレーのままですし。

くやしいのでいろいろあがいていたら、マイクロソフト プレリリース ソフトウェア WinFX® Runtime コンポーネント - February Community Technology Preview (CTP) 用 Microsoft® Visual Studio® 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2ページ下方にある「関連リソース:リリース ノート」のリンク先「Microsoft Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2 Readme」ページの「ソフトウェア要件:その他のソフトウェア要件」に、

Microsoft® Visual Studio® 2005 (Express Edition を除くすべてのエディション)
ってあんた(T-T)

EIDの要件がExp.Edあり→WFPをVS側でも開発したいならSDK/Orcas/WF:Exp.Edあり→WFはExp.Edなしだとは、さすがCTP。あなどれねぇ。

ってよく考えたらWFはWPFには必要ないんだよなぁ。
間にいっぺんWinFXってWCF/WPF/WFの集合体みたいな奴が絡むので話がこんがらかっているだけなのかもしれません。

ちょっとおもしろくありませんが、WFは後日改めてExp.EdでないVSが入っている環境で試してみることにしましょう。



で、肝心かなめのC#はWPFに対応できたのか?なんですが。
とりあえず[新しいプロジェクト]で

EID03-17.png

プロジェクト内の「新しい項目」で

EID03-18.png

でテンプレートくらいは入っていることを確認。
当初の目的だった「セキュリティ警告」ダイアログも表示されなくなりました。ここらへんはおっけー。

では、VBはどうか。同様に[新しいプロジェクト]で

EID03-19.png

プロジェクト内の「新しい項目」で

EID03-20.png

…って、よく考えたら「入れたからって何ができるか知らない」んですよね私。
xamlのエディットは相変わらずXMLエディタですし…上記のWFデザイナインストール不可と関係があるのかなぁ。
このへんはExp.EdでないVS環境でもう一度試してみないとわかんないすね。



おまけ。

どぅもVBは他言語にくらべてWinFXへの対応が弱いらしく。
Microsoft Visual Studio 2005 Extensions for Windows Workflow Foundation Beta 2 Readme」ページから拾ったVBの制限をちょっとメモしておきます。

  • Visual Basic のみインストールされたコンピュータで WebService としてワークフローを公開できない

  • Visual Basic の文字列定数がアクティビティ デザイナで正しく解析されない

  • アクティビティ デザイナで Visual Basic のコード条件を昇格できない

  • Visual Basic で入れ子になったカスタム アクティビティの基本型を変更すると、ビルド エラーが発生する

  • Visual Basic のみインストールされている場合に、ワークフロー デザイナでプロパティとして表示されるメソッドの引数を設定できない

  • Visual Basic® がインストールされている場合に限り、コード分離ワークフローの基本クラスを変更できない

  • WebService Visual Basic サンプルでコンパイル エラーが発生する

  • Visual Basic プロジェクトでカスタム アクティビティをワークフローに追加してから、そのワークフローの名前を変更すると、致命的なエラーが発生する

  • Visual Studio で Visual Basic 開発設定を使用できない

対処とか、VBに限らない共通の問題点については、上記ページを参照してください。

また、今回の目的であるWPFではありませんが、WCF/WFの現時点での問題点は「マイクロソフト プレリリース ソフトウェア WinFX Runtime コンポーネント (February CTP Build)」ページにひととおり書いてありますので、こちらも参照しておくとWinFX全体を調べておきたい方には吉かと。

ふぅ。

(2) とりあえずいじってみた

つことでEID(Expression Interactive Designer)March2006CTP起動完了。

EID02-01.png

[Welcome Screen]ダイアログから「Fabrikam Catalog Special Effects」を選択し、[Open Selected Sample]をクリック。

EID02-02.png

で、サンプルがロードされた状態がこんな感じですね。

EID02-03.png

メニューから[Project]-[Test Project]で実行してみます。F5でも可。

EID02-04.png

実行してみるとこんな感じっす。

EID02-05.png

左のメニューから別のアイテムを選択すると、くるんと回転しながらその商品が飛び出してきます。

EID02-06.png

床面が鏡面になっていたり、スポットライトの照り返しが移動していくのもなんともステキ。
私のマシン(Pen4-1.6GHz/512MB/GeForce2MX)ではちょっと荷が重く、少々ギクシャクしていたり微妙に白い空白ができたりするのがちょっと悲しいですが気にしないことにします。

[×](赤バッテン)で終了。

で、このままEIDを終了しちゃうとなんのリアクションもなくホントに終了しちゃうので、せっかくロードしたサンプルですからきちんと保存しておきます。

メニューから[File]-[Save Project As...]で「名前をつけて保存」。Ctrl+Shift+Sでも可。

EID02-07.png

デフォルトではマイ ドキュメントの下に"Interactive Designer Projects\Fabrikam Catalog Special Effects"フォルダができてその中へ。
実際にそのフォルダの中を見てみると、C#のプロジェクト(xamlファイル込み)の構成になっています。

とりあえず大まかに動きそうだよねー、と安心してEIDも[×](赤バッテン)で終了。



さて。こうなると、保存しちまったプロジェクトはC#で読み込めるのか実行できるのか?ってのが妙に気になったり。

つことで泥縄C#Expインストール

で起動、"Fabrikam Catalog Special Effects"プロジェクトを開いて。

…あれ、変なダイアログが出てきました。

EID02-08.png

えーと、詳細情報を見てみると、どぅも"Microsoft.WinFX.targets"クラスが「安全なファイル」として登録されていないようですね。
VisualStudio側に必要なSDKとかコンポーネントとかツールとは一切インストールしていないので、まぁこんなこともあるかもしれません。

このへんは後でインストールすることにして、とりあえずここでは[プロジェクトの読み込みオプション]フレームの「標準的にプロジェクトを読み込む」オプションを選択して[OK]しておきます。

今回の"Microsoft.WinFX.targets"クラスはWPF回りでMicrosoftから入手したものなので安全と言えば安全、CTPなので危険と言えば危険。かといってここで「コワいから嫌です」とか言ってても話が進みませんので。

…って、おぉ。ふつーに読み込めちゃったよ。

EID02-09.png

でもってふつーに実行できちゃったよ。

EID02-10.png

xamlファイルを開くとXMLエディタで開かれちゃうのがちょっとおもしろくありませんけど。それ以外はひととおりおっけーだー!



となると、やっぱりさっきのセキュリティ警告ダイアログや、xaml用のエディット環境や、VBで読み込めるようなもんを作ったらどぅなる?とかそのへんが気になります。

ので、次はVisualStudio側のWinFXへの対応をやってみたいと思います。

2006年04月24日

(1) インストール手順

EID(Microsoft® Expression® Interactive Designer)のMarch 2006 CTPが出ているので、最新の状態で使ってみたいなーなどと思ってインストール手順をメモ。

1. わかっておきたいこと

  • EIDはWinFXを必要とする。

  • EIDとWinFXは共にCTPなので、組み合わせが大変シビア。
    EIDのMarch2006CTPには、WinFXのFeb2006CTPでセット。
    EIDのJan2006CTPには、WinFXのJan2006CTPでセット。
    この組み合わせがずれるとまともに動かない。らしい。

  • 動作条件がけっこうキビシい(委細は下記2.参照)。
    それ以下のスペックでは動作しない機能があったり、むちゃくちゃノロかったりするので、インストールしてもいいけど覚悟を決めておくこと。

  • CTPはインストールがめんどくさく、環境を汚しやすく、アンインストールもめんどう(下手にバグが残っているとアンインストールそのものができないこともある)だという覚悟を決めておくこと。
    タダでいち早くツカエる、くらいの安易な気持ちでしかないのであれば、いずれ何らかの形でイタい目に遭う可能性が高いので、CTPなんぞに手を出さないこと。
    覚悟を決めてトライしてみるなら、インストールしたファイル名とその順番を記録しておくこと。

2. 動作条件

  • OS:WinXP SP2以降

  • 最小条件
    CPU:PentiumまたはAMD 1GHz(MMX対応)以上。
    RAM:512MB以上。
    HDD:50MB以上の空き。
    CRT:1024×768/24bitsColor以上。

  • 推奨条件
    CPU:PentiumまたはAMD 2GHz(MMX対応)以上。
    RAM:1GB以上。
    グラフィックカード:DirectX9.0対応、32MB以上のメモリを搭載しているもの。
      例えばRadeonX300やGeForce5600クラス以上。
    CRT:1280×1024以上、32bitsColor。
元ネタはMicrosoft® Expression® Interactive Designer CTP System Requirements

3. マシンの準備

  • ビデオドライバの確認。
    FreeTrialページでは2004/1/11以降のドライバにしてくれと言っているが、どぅもDirectX9.0対応ドライバかどうかという意味らしい。
    のでそれより日付の古いドライバを使っている場合は、最新のドライバをDirectX9.0に対応しているかを確認の上入手/アップデートしておくこと。

  • 以前のEID・WinFX CTPがインストールされている場合はあらかじめアンインストールしておくこと。

  • アンインストールは、HotFixなどの細かいファイルも含め、インストールした時の逆順に行うこと。「プログラムの追加と削除」を使ってアンインストする場合は、「更新プログラムの表示」にチェックを入れてHotFixまであぶり出すこと。

4. インストールファイルの入手

5. インストール手順

  1. winfxsetup.exeを実行。

  2. これはローダであり、起動すると20MBのインストーラ本体のダウンロードを始めるがびっくりしないこと。

  3. ダウンロードが終了すると「終了しました」と表示されたままインジケータがびくともしなくなるがびっくりしないこと。

  4. 数分~十数分ほっとくと「WinFX Runtime Components 3.0 Beta 2 が正常にインストールされました」と表示される。

  5. 「正常にインストールされました」の画面のインフォメーションで「この製品用の最新のServicePackおよびセキュリティ更新プログラムをダウンロードしてインストールすることを強くお勧めします。」などと言ってくるわけだが、「詳細については、以下のWebサイトを参照してください:Windows Update」のリンクをクリックするとMicrosoft Update(私のマシンの場合)のページでIEが起動される。
    しかし更新プログラムの適用が必要かどうかを確認しても何も出てこない。

  6. では何もしなくていいかと思ったら、「正常にインストールされました」の画面のインフォメーション下方の「Windows Comminication Frameworkテクノロジが正常に動作するように、ここからホットフィックスをインストールすることを強くお勧めします。」のリンクをたどると、手動でダウンロード→インストールしなければならないファイルが5つも出てきた。
    ちなみにこのダウンロードページは日本語ページへの切り替えが可能なので、ちゃんと日本語で全文を読んでおくことを強くお勧めする。しかし注意事項欄は英語のままなので、各自努力して読んでおくこと。わからなかったらそれはそれで実害はないような気もするが。
    で、WCF(旧Indigo)用のHotFixなのでEID-WPFには要らんのではないかいと思うわけだが、入れといても困らないし、入れないどいて後で困ったりEWD(Windows Web Designer)までいじりたくなった時にこのページまでたどれるとは限らないかもしれないので念のためにダウンロード→インストールしておくこと。って必須ではないので、チャレンジャーな人は省略してもかまわない。のかもしれない。

  7. 上記5つのHotFixファイルは、ia64用/x64用/x86用、さらにサーバ/クライアントXP用に分かれるので、自分のマシンに合ったもののみダウンロードすること。
    例えば私のマシンであればふつーに32bitXPマシンなので、「WindowsXP-KB897696-x86-JPN.exe」のみが対象となる。

  8. 上記5つのHotFixへのリンクはページが移動しないので、直接リンククリックで各ファイルをダウンロードできる。

  9. 上記5つのHotFixのインストールを開始する前にWinFXのインストーラを終了させておく。
    インストール結果をフィードバック送信する(インストール最初の画面でオプションにチェックをつけていた場合)がびっくりしないこと。

  10. ダウンロードしたHotFixファイルを順にインストール。
    自分のマシンのCPUに合わないタイプのHotFixファイルをダウンロード・インストール開始してしまった場合は、たぶん展開後に「update\update.exeは有効なWin32アプリケーションではありません」とか「インストールされているWindowsのバージョンは、インストールしようとしている更新に一致しません」とか表示され実行が中止されるので、間違っても悪影響はない。と思う。ia64/x64やサーバについてはどーなるのか私は試していないので、各々自己責任で間違うこと。

  11. 「WindowsXP-KB897696-x86-JPN.exe」の場合は復元ポイントが作成される。
    インストール終了後に再起動を必要とするので、余計なアプリは起動しておかないなどそのへんに注意すること。

  12. InteractiveDesigner.msiを実行。

  13. 「Choose Setup Type」では、どれを選んでも大差はなさそうなこと。
    試してはいないが、たぶんTypicalとCompleteでは同じインストール結果、CustomでもSamplesのインストを省略できる程度。

  14. 割とこちらはスムースに完了。インストーラ画面に「Completing the Microsoft Expression Interactive Designer March 2006 CTP Setup Wizard」と表示されればOK。

  15. Readme.txtは英語だが、新機能とか解決していない現状の問題などが記述されているので見ておいたほうがいいかも知れない。
    後で見たいなら、デフォルトインストールで C:\Program FilesMicrosoft Expression\Interactive Designer\March 2006 CTP\Readme.txt がそれ。

6. 起動と実行

  • [スタート]-[すべてのプログラム]-[Microsoft Expression]-[Microsoft Expression Interactive Designer March 2006 CTP]で起動できる。

  • 起動しても反応がなく、マウスカーソルの砂時計も途中で消えるが、あせらずにそのまま数分放置していると起動される。
    のは私のマシンが低スペックだからなのかMSILが初回にフルコンパイルかけてマシン語グローバルキャッシュを作っているせいなのはわからない。2回目以降は割りと遅くもなく起動するのはすでにGACにキャッシュが入っているからなのかシステムに直近のファイルがキャッシュされているからなのかもわからない。
    不安であればタスクマネージャで"ExprID.exe"プロセスがあるかどうか確認すること。このプロセスがあれば初回起動で時間がかかっている、なければ起動途中で落ちたと考えられる。

  • サンプルがいくつか添付されており、それなりにどんなことができる感じなのかは大体わかる。

つことで、今回はインスト→起動まで。

さて、ここからいろいろおもしろいことができる。といいなぁ。

注意:
本コンテンツの記述はすべて2006.04.24の調査に基づく。
CTPという性格上、記載している情報およびリンクはものすごいペースで古くなるので、決して鵜呑みにせず、一度最新情報を調査することをお勧めする。

参考:
エバンジェリストグループBlog:【Expression】MarchCTPがUSサイトにアップ
エバンジェリストグループBlog:WinFX FebruaryCTP開発環境を整える